衝動と欲望と狂気と
あふれ出る衝動 抑えきれない欲望
一線を踏み越えた奴らの気持ちが分かってしまう
そんな自分が恐ろしくて堪らないから
僕は心に蓋をした
かけらも零れ落ちないように
秘めた狂気に気付かれないように
誰にも知られないように
僕は蓋をしたんだ
意外と簡単なんだよ
常人のふりをするのは
何にも興味ない素振りで
笑顔を振りまけばいいだけだから
たったそれだけで 人々は優しいと勘違いする
本当は人間をモノとしか見てないだけなのに
そんな目で僕を見るなよ
優しい人なんてほざくな
悪魔のような考えに突き動かされて
気づいたら壊してたんだ
せっかく蓋をしたのに
常人のふりまでしたのに
君が僕を見るから
ついうっかりと衝動に身を任せてしまった
一線を踏み越えてしまった
怖いよ怖いよ
もう自分では止められそうもない
壊せと囁く衝動
暴れたいと叫ぶ欲望
隠せない狂気が顔を出して笑い始めた
怖いよ怖いよ
誰か僕を壊してよ
この世から解放しておくれ
僕のような人間はこの世界に不釣り合いだから
僕を壊して




