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音無集★オトナ詩集  作者: 音無威人


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58/93

偽りの絆 偽物な親子愛 薄汚れた家族

 物心ついた頃から「あんまり似てないね」と言われて育った

 僕は探した 両親との共通点を

 躍起になれば躍起になるほど

 両親との違いを知るだけだった

 どうして僕らはこんなにも似てないんだろう

 周りの目が僕は辛かった


 そんな時、僕は知ってしまった

 恐るべき真実を


 フラッシュバックする幼き日の記憶

 おぼろげに浮かぶ優しい笑顔の若い男女

 この身が覚えてる優しいぬくもり

 どうしようもないくらいに

 恐ろしい真実は正しかった


 あぁ、僕はどうしたらいいんだ

 たとえすべてが嘘だったとしても

 与えられた愛情は本物と信じたいんだ


 だけど秘密は一つだけじゃなかった

 妹も親とは無関係で 僕とも繋がりなんてありやしなかった

 母と父も他人同士

 偽りの絆 偽物の親子愛 薄汚れた家族

 僕らはみんなバラバラだった

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