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堕天使は星になる
空から落ちた 翼は消えた
見上げるだけの日々に嫌気が差してきた頃 僕は魔王と呼ばれ始めた
襲撃される日々 切り刻まれる体
あぁ、君の側にいた頃が懐かしい、僕はただ君といたかっただけなのに
手を伸ばしても空には届かない 君には届かない
君にもう一度会いたかった
あぁ、願わくば、僕は君を照らす星になりたい
いつまでも君の隣で輝く光になりたい
君と共にすべてを照らす道しるべになりたい
叶わぬ望みだ 僕は魔王だから
あぁ、願わくば、君は幸せになっておくれ
僕の愛しい愛しい女神様




