表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/93

甘い恋には蓋をして

 甘酸っぱい果実のように胸に広がるこの気持ち。あなたを見た瞬間、私の心は射抜かれた。心の底から湧き上がるこの想い。尻尾を振る子犬のように私の気持ちは急上昇。あなたの瞳に私のハートは鷲づかみ。

 あなたを私だけのものにしたい。クリスマスのあの日、私はサンタさんにそうお願いしたわ。でもね、神様は決して微笑んでくれなかった。


 あなたが一緒にいたのは私じゃない別の女の子、どうしようもなく下降する心。霞がかったモヤが胸いっぱいに広がる。あなたは彼女を抱き寄せ、額にキスをした。

 ヒラヒラと舞い散る恋心。目の前が真っ暗になる。微かに聞こえる結婚しようの言葉――私だったら良かったのに。


 ぐるぐる回るこの世界。運命の赤い糸は私には巡ってこず。共に生きることも叶わない。


 甘い恋には蓋をして。幸せなあなたにさよならを。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ