再会
午後の授業は過酷だった。お昼ごはんを抜くとこんなにもつらいものなのか。
放課後になり、私は冷の家へ向かった。五時間目の数学は全然集中できなかったから、冷に聞くつもり。
冷の家に着いた。呼び鈴を押すと、階段から人が降りてくる音がきこえた。ドアが開くと
そこから出てきたのは・・・
中庭の彼でした。
混乱して固まっていると、階段から冷が降りてきた。
「あ、沙織。来てくれたんだ。ああ、もう友達来たから帰った帰った。」
そう言って、彼を家から追い出した。
「あの人は・・誰?」
私は冷に聞いた。すると
「ああ、私の従兄弟。」
と、素っ気無く答えた。
「あ、二階上がって待ってて。今ジュースいれるから。」
冷はそう言って台所に行った。私は階段をあがって冷の部屋に先に入った。
しばらくすると、冷が階段をあがって部屋にはいってきた。
「どうぞ。」
冷はオレンジジュースをいれてきてくれた。
「ありがと。」
わたしはそれを受け取った。
「プリントとか持ってきたよ。」
私は代わりに学校から預かってきたプリント類を冷に渡した。
「ありがと。」
冷はそれを受け取った。
「明日には来れそう?」
私が聞くと
「明日は病院に行くから・・・。行くのはあさってかな。」
冷はそう答え、オレンジジュースを一口飲んだ。
「じゃあそろそろ帰るね。」
私は言った。
「え、もう帰っちゃうの?」
「うん、それじゃあね。」
私は、中庭の彼の事で頭がいっぱいだった。