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SFを書くのは初めてです。
また、文章を書き始めて日も浅いため、拙い書き手でありますが、完結まで長い道のりを読者と共に歩みたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いします。
話は、内容で区切っていきたいと思っていますので、文字数に多少のばらつきがあると思いますが、ご容赦ください。
それでは、本篇をどうぞお楽しみください。
死んでも俺たちは忘れないだろう。
2012年5月5日――当時高校二年生の俺たちが死んだ日を。
あの日、あの場所で、あの人と出会ったあの瞬間が最期。
俺と、その竹馬の友にして小学校から高校2年に至るまでずっと同じクラスであり続けた唯一無二の親友濱田千秋は、ともに二度と帰らぬ身となったのであった。
――。
え、どこに帰らぬ身となったかって? それはなかなかいい質問だ。そうだな……元いた場所、俺たちが生まれた世界と言うべきところだろうか。
――。
え、良くわからないって? 最後まで読めばきっとわかるさ……タイトルの意味も含めて。