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お迎えまであと10分。働くママの足元には小さな奇跡がある  作者: オレンジ


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雨の日のおうち

朝から窓をたたく雨の音。

今日は外に行けないね、と言うと、はるは少し考えてから、

「じゃあさ、おうちでたのしいことしよ」

と目を輝かせた。


午前中は絵本を読んだり、積み木をしたり。

気づけばお昼を過ぎて、さちは台所に立ちながらふと思いつく。


「デザート、つくってみる?」


はるはすぐにエプロンを持ってきて、

「やる!」と椅子を引きずってくる。


今日のおやつはフルーチェ。

牛乳をそーっと注ぐはるの手は、少しだけ緊張している。


「こぼれないようにね」


さちの声にうなずいて、

はるは真剣な顔でスプーンを動かす。


ぐるぐる、ぐるぐる。


だんだん固くなっていくのが楽しくて、

「みて!かわってきた!」

と何度もスプーンを止めては確認する。


パパも横からのぞいて、

「すごいね、上手じゃん」と声をかける。


冷蔵庫で冷やしているあいだ、

はるは何度も扉の前に行っては、

「まだ?」

と聞きにくる。


やっとできあがって、

三人で並んでスプーンを入れる。


「おいしい!」


はるの声に、さちとパパは顔を見合わせて笑った。


外はまだ雨。

でもおうちの中は、甘くてあったかい時間が流れていた。



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