えんそくのひ
きょうは、えんそく。
バスにのるまえから、はるはずっとそわそわしていた。
リュックはちょっとおもたいけど、それもなんだかうれしい。
「はるちゃん、いこう!」
りんちゃんが声をかけてくれて、
みくちゃんとひいろちゃんも一緒に並ぶ。
バスにのって、ついたのは
すべりだいがたくさんある、大きなこうえん。
「わあー!」 「すべりだい、いっぱい!」
はるは走りだした。
すべって、また走って、のぼって、すべって。
「つぎ、いっしょにすべろー!」 「いいよー!」
りんちゃんと手をつないですべったら、
おしりがちょっとかゆくなって、みんなで笑った。
いっぱいあそんだあと、
せんせいが「おべんとうのじかんですよー」と言った。
はるは、いちばんにシートにすわる。
リュックからおべんとうを出して、
ふたをあけたしゅんかん――
「わあ……!」
はるのすきなものが、ぜんぶ入ってた。
「はるちゃんのおべんとう、かわいいね」 「それ、なにー?」
「ママがつくってくれたの!」
はるは、ちょっとえっへんってした。
たまごやきも、ちいさいおにぎりも、
ぜんぶおいしくて、うれしくて。
りんちゃんも、みくちゃんも、ひいろちゃんも、
にこにこしながら食べてた。
「またあそぼーね!」
「つぎは、あっちいこう!」
えんそくは、あっというま。
かえりのバスにのったら、
はるは、ママにおはなしすることを考えた。
すべりだいのこと。
おべんとうのこと。
みんなでわらったこと。
――いっぱい、はなしたいな。
そう思ったところで、
バスがゆれて、ねむくなってきた。
はるは、シートにもたれて、
そっと目をとじる。
きょうは、たのしいひだった。




