第6話 魔物狩り
今回は戦闘回です。
街の近くにいる魔物を試しに倒してみた。最初に見つけたホーンラビットは、若干足が早かったから攻撃を当てにくかったが、攻撃を当てれば一撃で倒せた。スライムも、真ん中のコアのようなところを攻撃すると一撃で倒せた。やはり、街の近くの敵はかなり弱かった。
その後もスライムとホーンラビットを狩り、素材を換金した。ステータスを確認するとレベルが3になっていた。スキルには、「一撃必殺」が増えていた。10回連続で敵を一撃で倒したことで入手した。効果は、自分よりレベルの低い魔物を極極低確率で一撃で倒すというもの。極極低確率での発動だから、あまり期待はしないが、初めて自分でスキルを取得したから少し嬉しい。
ステータスポイントは6P手に入っていたため、hpが増えるVITとmpが増えるINTに3Pずつ振った。
魔物素材の換金でピズが少し手に入ったので、装備品を新調してみようと思う。
冒険者ギルドでおすすめの装備屋を聞き、そこで今のステータスで使えそうな鋼の短剣2本と革の鎧を買った。そこまで強くなるわけではないが、確実に初期装備よりは何段も強い。
装備品を新調できたから街から少し離れた森に入ってみようと思う。
森ではホーンベアやウルフがいて少し苦戦したがそこまで難しくなかった。
少し森の奥に進むと狐がいた。そして、「フィールドボス:「炎の妖狐」に遭遇しました。」とウィンドウに表示されていた。
「初めてのボスか。勝てるかはわからんができるだけ戦ってみよう。」
狐からは、炎の玉の遠距離攻撃や足元の草を燃やして立つ場所を少なくしたりしてきた。
炎の玉をギリギリで避けるたび熱ダメージが少しだけ入り、今までの敵とは違うことがすぐにわかった。
本体に近づいて剣で攻撃しようにも炎の攻撃の密度を上げ、近づけないようにしてくる。
このまま戦い続けても少しずつhpを削られて、負けてしまう未来は見えていた。
「このまま負けるぐらいなら...」
手に持っていた短剣の1本を狐に向かって構え、投げた。
投げられた剣は狐に向かって飛んでいき、狐は炎の壁を作るも鋼の剣は炎をものともせず、突き進んでいき、狐に深く刺さった。
炎の妖狐は、光の粒子となって消え「ワールドアナウンス : 炎の妖狐がプレイヤー : レイン によって初討伐されました」というアナウンスとともに勝利した。
やはり戦闘の臨場感を出すのは難しかったです。
すごい人たちは、すごいと思いました。(語彙力崩壊)