第39話 第一回戦開始
ルールがわからない人は1つ前の話を見返してください
大会のルールを見たあと、テストがあって、勉強などでログインできなかった。
だが、テストが終わったので、久しぶりにログインする。今日は大会があるはずだ。
「Welcome to Soul Blade Online」
クランハウスのベッドから起き上がり、大会の会場に行く。
大会の会場は、セカンドラだ。セカンドラには多くのプレイヤーがたどり着いているので、選ばれたのだろう。転移門でワープすると、多くの人で賑わっていた。
しばらくすると、おそらくこのゲームのキャラクターなのであろう王様のようなキャラクターが出てきた。
王様と言っても若くて太っていなくて、服も豪華すぎない悪い感じではなさそうな人だ。
「これより、第1回武闘大会を始める!ルールは、皆が知ってる通りだ!10分後に始める!」
10分後に開催されるらしい。そんな準備もいらない気がするけど。
目の前にウィンドウが現れ、参加するかしないかの選択画面が出てきた。参加したいのでYesを選ぶ。
すると、闘技場のようなところにワープした。ここでポーションをもらったり、準備をしたりするようだ。
当然ポーションはもらい、少しだけアクセルの練習をする。一瞬だけ加速してすぐに止まる練習だ。
一瞬だけしか加速しないので、他の人からはほとんど歩いているように見えるはず。
しばらく練習していると、
「もうすぐ始まるぞ。ワープするから気をつけるのだ!」
もうすぐ始まるのか。やっぱり初手で広域殲滅できる魔法だろうか。
「5. 4. 3. 2. 1. 0 。 」
闘技場の端のようなところにワープした。広範囲魔法をするためにも中心に向かおう。
アクセルで加速し、思考加速を使って細かなタイミングを計算する。
ジャストのタイミングでブレーキを使い、ちょうどど真ん中にたどり着く。そして、範囲ができるだけ広くなるように、
「爆焔+重力+雷+時+空」
発動すると、すぐにおかしいログが出てきた。
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
etc.
「合計41095人をキルしました」
「暫定1位です」
若干どころじゃなくやりすぎたかも。でも、こんぐらいで死ぬやつならいいか。
次に、気配察知で敵の気配を感じ、その場所にピンポイントで雷魔法と重力魔法を使う。
重力魔法は30Gぐらいの設定にして重力で動けなく(潰)して、そこに雷を使う。
これだけでも結構人数が減るはずだ。
「雷+重力」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
etc.
「10456人をキルしました」
あと何人くらいだろうか。4桁だったらいいな〜
次に、MP消費が馬鹿にならないが、この競技場を「熱く」する。
熱を封じ込める結界を作り、魔力をできるだけ込めて爆焔を放つ。ついでに酸素を増やしておく。
爆焔は結界に当たり、消滅する。だが、その熱は残り続け、この競技場にいる者に熱ダメージを与える。
そして、可燃物は酸素によって燃え、競技場内は火の地獄となった。
この光景を、観客は驚くしかなかった。何せ、この出来事が全て開始20秒以内に起こったことだからだ。
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
etc.
「27618人をキルしました」
「残り人数は54人です」
もう2桁らしい。あと2桁なら、そいつらでやり合ってもらって、残った人と戦えばいいだろう。
だが、残った奴らからは、
「あいつやべえぞ!まずはあいつをやらねえか?」
「「「オー!」」」
と言われている。ほぼ戦うのは確実だろう。
だが、アクセル&時魔法があれば、相手が気づかないうちに倒せるだろう。
まずは時魔法を起動し、剣を構える。アクセルを起動し、思考加速でジャストのタイミングで攻撃する。
加速によって運動エネルギーが加算され、終焉の爆焔は相手を2つに切った。
そして、その場にいた残っている奴を同じように切る。
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「残り人数は48人です」
まだそんなにいるのか。こうなったら暗黒物体で競技場の中身を全部消すか。
「暗黒物体+結界」
しっかり、出力は抑えめだ。抑えても半径8kmぐらいは消し飛ぶけど。結界は耐えられるのだろうか。
巻き込まれたらかなりダメージを食らうので、アクセルで範囲外に逃げる。
逃げれたら結界を解除し、爆破する。
ブラックホールは周囲にあるものを全て吸収し、地形を大きく変えた。
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
「参加者をキルしました」
etc.
「45人をキルしました」
「残り3人です」
まだ3人も残っているのか。誰だろう。
「続きを見たい」「早く作れ」「こんなスキル・魔法がほしい」「裏設定知りたい」
と思っていただけたら、ぜひブックマーク&評価お願いします




