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ライジンによる用語解説講座~マナ・スキル・魔法について~

記念すべき第一回ライジン君の用語解説動画回です。


「はいどうも皆さんこんにちは~、ライジンです。今回の動画では最近発売された『skill build online』における用語の解説をしていこうと思います」


「今日の議題は『skill build online』の重要要素、『マナ』について解説していこうと思います。またそこから派生して『スキル』と『魔法』の違いについても解説していきます」


「『skill build online』をプレイしている皆さんはゲーム内にて『マナ』という単語を聞いたことがあるでしょうか?この『マナ』はこの世界における最重要物質です。ぶっちゃけた話、万物の起源を辿るとこの『マナ』と呼ばれる物質に行きつきます」


「さて、このマナという物質なのですが、大きく分けて二種類のマナに分かれています」


「一つ目は大気中を漂っている『エア・マナ』。これは大気中に自然発生する物質であり、プレイヤー達の視界には映ることはありません。ですので、基本的には感じ取る事が出来ません。検証班の話によると、【スキル生成システム】で『エア・マナ』を見る事が出来るスキルを作成することで見る事が出来るようになるらしいですが、正直死にスキルなので作成しない事をお勧めします」


「話を戻しましょう。『エア・マナ』は環境によってそのマナの濃度と純度が違い、量も変わってきます。例えば【龍脈の霊峰】のような火山地帯であれば火のマナが多かったり、【水晶崖の洞窟】のような水場では水のマナが多かったりします。そしてマナの属性には相対表が存在し、基本的に相反する属性のマナは量も少なく、質も低いです。ですが、それにも関わらず、反属性の魔法はいつも通り使う事は可能です。何故使用できるかという所で……もう一つのマナである『コア・マナ』が関係しています」


「では、『コア・マナ』の解説をしましょう。このマナは大気には存在せず、『魔臓』と呼ばれるプレイヤー達が持つ臓器からこの物質が生成されます。『コア・マナ』は何色にも染まらない無色透明のマナであり、裏を返せば何色のマナにも変える事が出来ます。これがマナが少ない空間での魔法の使用が可能な理由ですね。足りない分を補う事で、魔法として現象を昇華させているのです。その総量は、鍛錬を重ねる事……つまり、レベルを上げる事によりその量を増やすことが可能です。分かりやすい例で言うと、MPという数値で表現されています」


「そしてこの二つのマナを構成する物質である『マナ粒子』。先ほどの二つ同様、被視認性の物質ですが、その濃度が高い空間だと視認性が増し、最終的に可視化することが出来ます。ちなみに、可視化する現象の例をご存知でしょうか?少数ではありますが、経験した事がある方もいらっしゃるかもしれません。そうです、【成長進化】の際に発生する淡い黄金の粒がこの『マナ粒子』に当たります。基本的にこの『マナ粒子』は属性毎に色が変化するという話ですが、可視化出来ているのが成長進化の際の黄金の粒しか確認できていない為、これは要検証ですね。特殊な観測機があれば観測可能なようですので手に入り次第検証したいと思います」


「先ほど出てきた『魔臓』についても補足しましょうか。これは生物なら誰しもが持つ心臓の隣にある小さな臓器、という設定らしく、これがあるからこそプレイヤー達【放浪者(トラベラー)】は魔法やスキルを使う事が出来ます。一応プレイヤーは不死なので失う心配はありませんが……」


「そして、この『魔臓』にはその中心に、【マナ因子】と呼ばれる核が存在します。この因子にはその本人そのものの情報が全て内包されていると言われており、この因子が生物の情報を決定していると言っても過言ではありません。もし仮に、この【マナ因子】を他者に投与しようものなら、恐らく良くて多重人格、悪くて廃人になる事でしょう。……という、マッドサイエンティスト大歓喜の設定ですが、良い子は絶対するなよ。絶対な」


「では、一通り『マナ』について解説したところで、今度は『スキル』と『魔法』の違いについて解説していきます。この先の話は、まだ確定していない情報がある為、憶測も混じっている部分もありますのでご了承下さい」


「まずは皆さんが主に使い、このゲームのタイトルにまで抜擢されている『スキル』。スキルの詳細については詳しい事は明かされていない部分が多いです。確定している事項は二つ。一つはスキルの発動の際に必要な物は『コア・マナ』のみ、という事です。この『コア・マナ』の消費量について、一つ疑問が浮上してくる事でしょう。『でもスキルを使用するのにMPを消費しないものがあるのでは?』と。これは恐らくですが現象の大きさに比例して、MPを消費するか否かが決まるという法則があると推測されます」


「もう一つは、『skill build online』に住む()()()()()()()()()()使()()()()()()()()()()()。これがどういう意味であるかというのは……ゲーム内での物語が進む上で明らかになっていくことでしょう」


「そして【スキル生成システム】。相棒であるゴーストを介して、プレイヤーである【放浪者(トラベラー)】の情報を読み取り、()()にアクセスする事でその形をスキルという形に置き換えるシステムです。何故ゴーストはスキル生成システムを使用することが可能なのか、何故【放浪者(トラベラー)】は一般人の多くが使用する事が出来ない『スキル』を使用することが可能なのか。その部分にも、注目していきたいところですね」


「さて、最後に『魔法』について話をしていきましょう。先ほど言った通り、『スキル』を一般人が使用することが出来ない代わりに、あの世界では基本的に『魔法』が普及されています」


「『魔法』の発動プロセスは【マナ因子】から湧き出る『コア・マナ』と大気中に浮かぶ『エア・マナ』が干渉。その二つのマナが混ざり合う事で一つの()()に昇華します。この現象の名を、『魔法』と呼称しているようです。基本的に【放浪者(トラベラー)】が使う物は『スキル』に該当しますが、勿論『魔法』を使用する事も可能です。ただ、魔導士系のジョブであったりしないと習得は出来ないので要注意ですね」


「『スキル』と違って『魔法』のメリットでもあり、デメリットである点は、『その環境に応じたMP消費量になってしまう』という点です。例えば溶岩地帯で火属性の魔法を使用する場合、大気中には火属性の『エア・マナ』が多いので、自身が消費するMP……『コア・マナ』の消費量は少なく済み、その魔法の威力も上がります。反対に、火属性の対極に位置する属性である水・氷系統の魔法はMP消費量が多くなり、威力も少し落ちてしまいます。ステータスから『魔法』を調べる際に記載されているMP消費量はあくまで『エア・マナ』が全て同一である空間での消費量ですので、ご注意ください」


「如何だったでしょうか。ある程度現時点で説明できる部分を解説させていただきましたが、至らぬ点、補足してほしい点等がございましたら、感想(コメント)欄での質問も随時受け付けます」


「では、最後にまとめと属性の相対表を記載してこの動画を締めたいと思います」


「また次の動画でお会いしましょう。ご視聴、ありがとうございました」



まとめ


『マナ』は『skill build online』における重要物質

その性質は大きく分けて二つに分かれている。『エア・マナ』『コア・マナ』の二つ。

『エア・マナ』は大気中に存在するマナ。環境毎にその属性のマナの数は変動する。

『コア・マナ』は『魔臓』から生成されるマナ。無属性のマナなので全ての属性に変えられる。

【マナ因子】はその生物の情報を決定する要素。取り扱い注意。

『スキル』は『コア・マナ』を用いて発動する力。消費量は恐らく現象の大きさに比例?住人の多くは発動することが出来ない。

『魔法』は『コア・マナ』と『エア・マナ』の二つを練り上げて発動する力。『コア・マナ』の消費量はその環境に応じて変動する。


属性相対表


水>火>氷>風>土>雷>水


闇=光


一部語弊がありそうなので補足


魔法の威力自体は一定。そこから環境に応じて威力がカサ増しされます。威力が下がるというのはカサ増しされた時に比べての話なので、火のエリアを攻略する時に有利属性である水魔法の威力が落ちるとなると魔法死んでない?っていう訳ではありません。

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