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詩のようなものたち

世は強者のために

作者: 暮 勇

 私は胃が弱い

 ついでに、心も

 ひょんなことで

 蛙のように

 身体が胃を

 丸洗いしたがる


 2時間ソファーで休み

 戻るといきなり

「君は病院に行け」

 と一言

 ついでに体調管理が云々

 管理職の決まり文句が

 また胃に突き刺さる


 特急電車の中でしゃがみ込み

 9割の人は目を瞑り

 スマホを見だす

 背もたれのない揺れの

 激しいことよ


 道のど真ん中で

 意識を失う

 大勢に倣って距離を取り

 通り過ぎ去る

 無常と他人任せの

 悲しき世の中


 弱者は強者の邪魔者

 今日も強者が世間を回す

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