ラムネ
掲載日:2016/01/25
キミのくれたラムネには、私への想いがあった。
キミのくれたラムネには、ちゃんと意味があった。
名前を呼んでラムネくれるキミ。
何が何だか分からない私。
照れて笑いながら立ち去るキミ。
分からないけどなんだか嬉しい私。
その時ラムネは食べなかった。
表にマッキーペンで『好き』の文字。
皆に見られるのがちょっと恥ずかしかったんだ。
家に帰って袋から取り出したラムネ。
『何か違う。』って。気付いたんだ。
君のくれたラムネには、最初っから
ちゃんと意味があったんだね。
他の四角いラムネとは違う、
ハートの形をしたラムネ。
あの時照れてたのはこれも含めてだったんだ。
だから皆に見つからないように
こっそり彼にいちごみるくの飴を渡した。
"私も好き"っていう意味を込めて。




