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風を受ける帆のごとく
ジヲマは箒を立て、柄に取り付けられたヨジマノナミダを脅威の塊に見せつけるように右手で握り、箒の先に軽く右足を乗せていた。それでも縦横無尽に、実に自由に大空を舞っていた。内側で雷を放つマントを翻すその姿は、帆に受ける風を感じさせた。
アランは趾でシュシュの丸められた背中を引っ掴み、ジヲマから少し離れた。最初、シュシュは抗ったものの、大人しくアランに掴まれてていてやった。
ジヲマはシュシュに愛惜しい眼差しをくれてやった。
そして、脅威の塊に真正面から向かって行った。




