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トネールの煌き

フードル、オラージュ、トネール、トネ、そしてエクレールのいずれにも手が届く近さまで迫られたとき、ジヲマはさらに高みへと浮かんだ。身体の大きなフードルの頭の少し上の高さから、五人姉妹を見下ろした。五人はジヲマを見上げ、硬直した。

「な、なにを?」

トネールが全身をピカピカと輝かせながら、やっと言葉を放った。

ジヲマはトネールに向かって真鍮の箒をかざした。トネールの煌きは箒の柄に取り付けられた「ヨジマノナミダ」に吸い込まれていった。

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