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ベッドの上で

ロロがベッドに戻ると、テトがいた。ベッドの中央に座して、膝に乗せたシュシュを撫でていた。

男の子のくせに黒いワンピースのようなぶかぶかの洋服をまとって、知性に溢れたテトハとても不機嫌に見えた。ロロの方を見ようともせず、シュシュを愛でる手を止めることなく、こういった。

「気づいただろ。」

ロロは認めたくなかった。だから答えずに佇んでいた。

「怖気づいたか。」

ロロは右から左へ、左から右へ、首を横に二、三回振った。

「ふん。」


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