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脅威の塊

ロロの背中は誰か、否、なにかに当たった。けれど振り向くのを躊躇した。

ヤヤとネノはその場で固まった。

ロロは冷たい空気を感じた。アランが上空を横切った。ロロはアランを目で追うようにして振り返った。

そこには闇がいた。

大きな大きなどす黒い雲のような塊、目と思われる緑の光が放たれる穴が三つは見えた。

「グルルルル。」

低い、唸るような声が微かに聞こえた。

ロロは脅威を感じた。逃げようとか、怖いとか、そんな感情に到達することはなく、ただそこに立ち尽くした。

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