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ズズの微笑

ロロはズズの長い睫毛を見ていた。

ズズの香水と、ハーブティーの香りが混じって、ロロは今までになく心地良い想いをしていた。

ズズは魅惑的な笑みをロロへ投げた。そして、左手はカップを抱えたまま、右手をゆっくりとルビーへと伸ばしていった。

突如としてシュシュがテーブルに飛び乗り、ズズの右手を前脚で押さえつけた。

「なにするの?」

ズズは穏やかに、怒りの声をシュシュへと放った。

ロロはシュシュを優しく胸に抱えた。

「大丈夫だよ、シュシュ。」

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