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負傷

ジヲマは腕に熱を感じていたが、耐えていた。暫く経って耐えきれず、腕を引っこ抜こうとした。そして、腕を底から引き抜くと同時に、転倒して肩を痛めた。

引き裂かれた袖からは火傷が見えた。足元にしがみついていたシュシュが腕へと廻り、ジヲマの腕を舐めると傷は瞬時に癒された。

その間も脅威の塊はジヲマに降りかからんとしていた。無数の飛沫はジヲマの身体を撃ちつけた。ジヲマはもう避けようとはしていなかった。痛みはあったはずだが、飛沫を全身に浴びせるように受けていた。もちろん、かすり傷を負い、流血しながら。

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