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町、買い物と新しい家


 さて、俺は今エリカの移動魔法で町の近くにまで来ている。


 「なあ、なんで家の方に直接移動しないんだ?」


 「町全体に結界が張ってあって外からは魔法が通じないようになっているのよ。城壁の中に入れば魔法は使えるんだけど」


 へ~、外部からの魔法攻撃を防ぐよう構造になってるるのか。


 「ここだけじゃなくて、城壁のあるところは大体そうなっているわよ」


 町の入口に向かいながら歩いていく。


 町はこうしてみるとだいぶ大きいようだ。


 まあ、元の世界の町よりは比べるほど規模は小さいが、それは仕方がないことだろう。


 それでも、町に向かっていく人はそれなりいるようだ。


 あの馬車は、たくさんの人が乗っているが乗客にまとまりがないな。


 「エリカ。あの馬車は何だい?乗客にまとまりがないようだが」


 「んっ、あれはね駅馬車よ。この世界には町と町、町と村を結ぶ駅馬車が移動手段の一つになっているのよ。しかも運営は各王国や神殿教会が商人協会が駅馬車協会に負担金を出しているから安いわよ」


 交通網が発達しているということか。


 これなら、人の移動も大きい上に物流も大きいのだろう。


 「でも、駅馬車や商人たちの馬車を狙った盗賊なんかもよく出るから盗賊退治の依頼が冒険者ギルドにでてるわよ。商人たちからは護衛の依頼もね」


 盗賊出るんだ・・・









 町の門についた、両脇に門番がいるが出入りは自由のようだ。


 町の中に入りエリカの家に向かって歩いていく。


 「ああ、そうだ。家に行く前にコウの服や日用品の買い物しましょう」


 持ち物が、今着ている服と財布しかもってないからな。


 着替えと日用品は絶対必要だ。


 「そうだな。エリカ、この世界の貨幣価値ってどうなってんだ?」


 俺の今の所持金は、白金貨50枚と金貨5枚。

 

 金貨は、大体500円玉ぐらいで白金貨はそれより一回り大きい。


 「そうね。銅貨が一枚100円で、銅貨100枚で銀貨、銀貨100枚で金貨、金貨100枚で白金貨になるわ。一回の食事で大体銅貨7枚くらいかな。宿に泊まるなら平均銀貨1枚くらいね。平民の年収は金貨2枚くらいかしらね」


 銅貨百円、銀貨一万円、金貨百万円、白金貨一億円ということか。

 

 俺の所持金50億と5百万、金には暫く困らんなこれは。


 「しかし、百枚ずつだと財布が重くないか?」


 硬貨がそんなにあったら重いだろうに。


 「大丈夫。この世界の財布は四次元ポケットみたいなものだから」


 四次元ポケット?


 「でも、無限に入るわけではなくてね300枚しか入らないけど。重さもそんなにないわよ」


 なんて便利道具なんだ。


 「道具袋もあるのかもしかして?」


 「あるわよ。無限でなくて有限だけど。あっここ、ここ」


 服屋の前についた。


 「ここで服を買っていきましょ。知り合いの店なのよ」


 店の中に入って行くエリカの後をついて行く。


 「ミーアいる~」


 エリカが、店の奥に声かけるとミーアという女性?が出てきた。


 某二丁目にいそうな身長二メートルで筋肉隆々な女性?だが。


 「あら、いらしゃいエリカ。かわいい子つれているじゃないか」


 「かわいいでしょう。今日から一緒に住むのよ。コウっていうのよろしくね」



 誰がかわいいんだ、ダレが?


 「え~と、ミーアさんコウといいます。よろしくお願いします」


 「コウ君ね。こちらこそよろしく」


 「ねえ、ミーア。コウに服選んでやってくれるかな。普段着が5,6着と冒険者ようの一式二つほどお願い」


 「いいわよ。コウ君に会うようなの選んであげる。それにすぐ大きくなるだろうか少し大きめで選ぶからね」


 子供の体になってるんだかすぐにでも大きくなっていくだろう、・・・・大きくなってもらわないと困る。


 ミーアさんが服を選びにいってくれてる。


 「エリカはよくここで服を買うのかい?」


 「ええ、そうね。この町に家を買ってからはここで買っているわよ」


 「この町に家を買ったのいつから?」


 「去年よ。今までチームを組んでいたチームリーダーがこの町で結婚したんでチームを解散してここに住むことにしたんで私も住むことにしたのよ」


 チームってなんだ?


 「チームは気の合った冒険者組むものなのよ。それとクランというのがあるわよ。違いはね10人未満がチームで10人以上がクランになるわ」


 つまり小規模か大規模化の違いか。


 





 「エリカ、コウ君の服選んだわよ~」


 ミーアさんが服選び終わったようだ。


 「こんな感じで選んだからあとはまた欲しくなったら来なさい」


 カウンターの上に俺の服らしきものが積み上げられている。


 「ありがとうミーア。あと道具袋二つ頂戴」


 追加で道具袋を買うようだ。


 「毎度どうも。全部で銀貨50枚ね」


 これで50万もすんのかよ、たけ~。


 「それじゃこれでお願い」


 エリカが金貨一枚渡そうとしている。


 「エリカ、自分で払うからいいよ」


 慌てて支払いを止める。


 「今回は私に出せなさい。これはこれから一緒に住む私かのお祝いなんだから」


 そういわれてもな~、・・・・まぁいいか。


 「それじゃ、頼む」


 「いいってことよ。それじゃほかの物も買いに行きましょ。ミーアまたね」

 

 「またきなよ。コウ君も贔屓にしておくれよ」


 「はい。大きくなってサイズが合わなくなったら買にきます」


 手を振りながらミーアの店を後にする。

 

 荷物はもちろん道具袋の中に入れました、ほんと便利な袋だよ。





 日用品も買い揃え、エリカの家向かっています。


 この辺りは中流階級が住む地区みたいで小奇麗な感じのする。


 「もうすぐ着くわよ。中古で買ったんだけどいい家なのよ」


 「そうなのか、この世界のことが良くわからんからどうとでも言えないんだが?」


 「まっ、見てのお楽しみ」


 しばらく歩くと庭付きの二階建ての家が目指している処らしい。


 「あれか?」


 「そうよ。あれが私の家で一緒に住むコウの家でもあるわよ」


 玄関に続くアプローチはあるが門はないようだ。


 庭は前庭と後ろにもあるそうだ。


 「さっ、なかに入りましょう」


 エリカが玄関扉を開き中に入るように促す。


 



 ・・・何故か玄関で靴を脱ぐようだRPGみたいなのに、エリカの趣味か?





 「なぜ畳敷きなんだ?」


 「もちろん私の趣味よ」


 そう家の中は、廊下に至るまで畳敷きなのだ。


 「畳なんかこの世界にあったのか?」


 中世ヨーロッパみたいな世界なのにあるのか畳、それともやはり東方に・・・・


 「畳はね。私の創造魔法で作ったのよ」


 魔法で作れんのか?


 「創造魔法は、神様特典でもらったんで本来はこの世界にはないわよ」


 チートか。


 「一回にトイレとお風呂。あと応接用の部屋と客間。二階に私たちの部屋とダイニングキッチンとトイレがあるわよ。ちなみにお風呂とトイレは創造魔法で作ったから違和感ないようになっているわよ」


 チート便利だわ。


 二階に移動して自分の部屋に案内してもらう。


 「ここがコウの部屋ね。自由に使ってね」


 この部屋も和室か、嫌いじゃないけどほんと異世界に着たのか俺?


 「それじゃ、夕飯までゆっくりしてて。色々考えたいと思うから出来たら呼ぶね」


 俺を部屋に残して出ていく。


 さて、まずは荷物を解きますか。


 






 

 

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