説明
「落ち着きたまえ。説明するからたき火しているところまで行こうではないか」
説明してくれるようだ。
先ほどの場所に向かって歩いていくのでついていくことにしよう。
前を歩くエリカは、中三のころの姿になっている。
俺より身長が高くて少しムカつくのだが、俺は十二歳の様だからこのさいしょうがないと思うことにしよう。
三年と言っていたが本当か?
本当ならこいつの方がこの世界をよく知っているのだろう。
とにかくエロ・・・エルフがいるか知りたい。
絶対に知りたい美人エルフなのか、フッフッフ。
「今なんか邪こと考えていなかったかい?」
相変わらず人の考えを読みやがる、余計なことを。
「君はこんな時でも相変わらずだね。うらやましいよ」
何言ってんだこいつは?お前のせいで不思議なことに巻きこまれて来たせいだろうが。
しばらく歩いてたき火のところに着いた。
「座って話をしようじゃないか?何か飲むかい?」
座って飲み物進めてきたのでもらうことにしよう。
「あぁ、もらう。ワリなぁ」
「本当に落ち着いているね君は」
落ち着いていて悪いかのように行ってくるなこいつ。
でもなんか嬉しそうだな。
コーヒーなような飲み物差し出してきた。
「コーヒーみたいなやつだよそれは」
やっぱりコーヒーみたい奴のようだ。
「さて、説明してもいいかい?」
自分の分のコーヒーみたいな奴を準備して座り説明をしようとしている。
「あぁ、とりあえず戻れるのかだけ教えてくれ?」
これは最大事項だ。
これによって覚悟はできる、イヤしなければならないだろう。
「戻れない。すまない」
あっさり言ってくれるよ。
ふつうこんな重要なことあっさり言えるかね。
「なぜ謝る?やっぱりこれはお前のせいなのか?」
「そうだ。私が君を引っ張り込んだ。どいうことか説明するよ」
頷きはなしをうながす。
「長いけど聞いてくれたまえへ。君にとって昨日なのだが映画を見に行ったのは覚えているだろう?その後別れて家に帰った時なんだ。私と家族が殺されたのは」
「殺された。どいうことだよそれは」
驚愕、まさに驚愕だ。
「落ち着きたまえ。きちんと説明するから。父が弁護士なのはよく知っているだろう」
まさか、おじさんのせいなのか?
「父が前に抱えていた損害保障請求の相手側が逆恨みしてきて父、母、姉、兄と私撃たれて殺されたんだよ。まぁ、殺されたことはしょうがないと思ったんだがその後なんだよ問題は」
殺されたことより問題ってなんだよ?
「撃たれた後目が覚めたら白い世界にいたんだ」
テンプレ展開か。
「今、テンプレ展開かと思ったろ。まさにその通りでな神がでてきて間違えたスマンと謝れたよ。そして転生を進められたいくつかの特典付きでな」
まさにテンプレ展開。
しかし、それで何故俺がここにいるか分からん?
「それでなその特典で君をここに呼んだわけだよ」
ナンデスト?
「君と離れるのが嫌でな頼んだんだが、こちらの時間で三年かかるといわれてだいぶ待ったよ。あえて本当にうれしいよコウ」
笑顔で言ってきたよこいつ。
「聞いていいか?」
説明ながくないし・・・・
「なんだい?」
「あっちでの俺はどうなったんだい?」
「存在そのものが消去されるそうだよ」
おいっ、テメェェェ。
「存在が消されるってマジか?」
「あぁ、神はそう言っていたよ。まぁいいんじゃないかい君は天涯孤独の上にあっちでは生きるの飽きていただろ?」
ムっ、やっぱり気づいていたか。
「だからこっちに呼んだんだよ。神がいうには何をしてもいいそうだ。気のむくままに生活していいとの仰せだよ。一切の制約はない欲望のままにすごしていいハーレムを作ってもいいけど正妻は私だからね」
神の制約なしかそれは面白そうだ。
正妻のことはあえて無視。
まずはこの世界について知らねばならないな。
「エリカ。この世界について教えてくれ」
「いいよ。まずこの星は地球より三倍でかいんだよ。人類未踏の場所はいくらでもあるし。あぁ、世界観はRPGの中世のまんまで多種多様な種族がいるよ。もちろんエルフもいるしネコミミもね好きだろ君は」
あぁ、もちろん好きだよ悪いか。
「それと例にもれず奴隷もいるし大体王政の国がおおいね。あとそれから魔物もいるし魔王もいる」
魔王いんのかよ。
「魔王といわれても何も世界を支配しようとしてないから大丈夫魔族の国の王ってだけだから。そして異世界っていたら冒険者ギルドはかかせない私も所属しているよ。あとこの世界はレベルがある魔物を倒していくと力を取り込みレベルが上がり【ステータス】も上がっていく。【スキル】もこの世界の特色だね何か特定のことをすると新しい【スキル】を覚えていくよ」
レベル制とスキル制なのか。
「なぁ、レベルや【ステータス】【スキル】はどうやって確認するんだ」
確認方法がないと不便だよな。
「それはね。ギルドカードを持つか【分析】の【スキル】を持っていれば確認できるよ。これが私のギルドカードなんだけどね」
そういって空中にカードがでてきた。
ファンタジーだねやはり。
どれどれ。
名前 : エリカ
性別 : 女
種族 : 人間
職業 : 冒険者
「なぁ、四項目しか見えないんだが?」
「普段はそれしか見えないんだよ。こちらから見せようとカードに念じれば必要な分だけ見せることが出来るんだ。見てて」
名前 :エリカ
性別 : 女
種族 : 人間
職業 : 冒険者
年齢 : 15
Lv : 32
称号 : 食の神代理
所持金: 金貨45枚 銀貨12枚 銅貨8枚
【ステータス】
体力 :B
魔力 :SSSS
筋力 :C
素早さ:C
防御 :C
魅力 :A
運 :A
【スキル】
戦闘系:【体術Lv2】【剣術Lv2】【弓術Lv4】
魔法系:【魔法Lv3】【創造魔法】
生産系:【裁縫Lv3】【料理人Lv5】【薬師Lv3】
補助系:アクティブ【身体強化】【完全言語読解】【精神強化】【回復】【魔力回復】
【危機回避】【記憶増強】【気配察知】
パッシッブ【索敵】
なんか可笑しな項目がいくつかある。
「称号の食の神代理ってなんだ?」
「この世界には色んな神様がいるんだけどね気まぐれで称号送ってくれるんだよ。それで食の神代理ってのは色んなお菓子作ってたからいつの間にかついていた。称号の補正は全くないようだよ」
補正なしのただの称号か。
「【ステータス】のSSSSってなんかありえないように見えるんだがこれは普通か?」
「それは転生特典でもらったんだよ。ん~とね。Fで普通の人、Eで冒険者駆け出し、Dで冒険者、Cで二流冒険者、Bで一流冒険者、Aで達人冒険者、Sで伝説の冒険者、SSで下級神、SSSで中級神、SSSSで上級神、Exで最上級神になるだ。でも総合考えるかあまり気にしなくてもいいよ」
魔力は神クラスがあるってことかこいつはチートだなこいつ。
「それとね【スキル】にあるLvってのは習熟度で体が覚える速さが変わるんだ。Lv1で普通の人、Lv2で普通の人の二倍、Lv3でLv2の三倍、Lv4でLv3の四倍、Lv5でLv4の五倍の速さで覚えるんだよ」
キャラ設定の時と違うなこれ。
え~と、Lv1を基本としてLv2で二倍、Lv3で六倍、Lv4で二十四倍、Lv5で百二十倍ってことだろ。
それに俺には【レアスキル】【習熟度×100】があるからLv3の六倍×100だから、六百倍かスゴイだろうなこれ。
「そうそう、【分析】でも見えるんだけど自分よりレベルの高い人は見えないだって。もともと【分析】持ってる人希少だから余気にしなくてもいいと思うよ」
何か含んだような言い方するな。
「そろそろ行こうか?」
立ち上がって言ってくる。
「何処にだよ?」
「私の家がある町に。これから一緒に住むんだからよろしくね」
ほんと、笑顔で言ってくるよこいつは。
しかし、口調がよく変わるやつだ。
「町まで遠いのか?」
歩くのめんどくさいな、しかし。
「移動魔法使えるからすぐだよ」
そうだ魔法、この世界には魔法があるんだ。
「あとで魔法の使い方教えろよ」
覚えなければいけないな、これは必ず。
「色々教えてあげるわよ。心配しないの」
身の危険を覚えるの何故だろ?
たき火の後始末をしていたエリカが俺の手をつかむ。
「それじゃ、移動するね」
「ああ、よろしく」




