「一番の不細工に投票したら、何是か死んでいた」
〔田中が招待されました〕
「このクラスで一番不細工の人は誰?」
午前二時半、クラスのグループチャットにこんな一言が放たれた。メッセージを送っていたのは田中というアカウントだ。
あいり:「誰?この人」
かいと:「誰がグループに入れたん?」
まさし:「なにこれ、頭おかしいでしょ」
クラスチャットがざわつく中、俺はある違和感を覚えていた。
「どうやって入ったんだ?この人?」
オープンチャットでもないし、何かのグループに入るときの手段は招待しかない。思考が駆け巡る中、クラスチャットは依然として盛り上がっていた。それにしても、一番不細工な人に投票とは何だろうか?
千裕:「一番不細工?飯田だろ? (笑)」
「また千裕か……」
学級一の問題児でいじめっ子、こんな時にも真っ先に出るのは当たり前かもしれない。しかし、いつも以上に嫌な予感がする。……まさか。
千裕:「おい、飯田とうひょうしようぜ。投票しないやつは、いないよな?」
「やっぱりそうなるよなあ」
この一言が放り出されると、さっきまでの活気はなくなり、まるで何事もなかったのように通常のグループチャットに変わる。そして、黙々と投票の欄に飯田が投票される。
何もできない、女子にこのやり方は理解できない。
できれば、投票はしたくないとおもいつつも、逆に浮いて新たなる標的にされるのも嫌で、投票する手を止められない。
「ごめんな、飯田」
心ではそう思いつつも、確定画面を押す。
田中:「皆様、投票が終わったようですね」
田中:「飯田さんおめでとうございます!一番票を集めたのはあなたですよ!心の準備はいいですか?」
嫌な予感がする。これは、本能的な。
誰も発言しない、否、最早異様なオーラ発する侵入者に割り込めないのだ。
画面越しの緊張。本人ではないのに、おかしいほどの緊張が身に走る。
田中:「飯田さんには罰ゲームをうけてもらいます!」
田中:「罰ゲーム:転がり落ちるボール」
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翌日の学校
俺が登校すると、すでに大半が登校していた。飯田は怖いとは思っているもののだからといって学校をやすむわけにはいかないらしい。
何も起こらなければいいが。そんなことはないだろう。
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そうこうしている内にあっという間に四限になった。黒板に書いてあるものを移す退屈な作業だ。
「飯田さん?」
声が聞こえた。
「飯田さん?どうしたのですか?立ち上がって?体調が悪いのですか?」
「飯田さん?」
ぐちゃぐちゃ.................
「おっおい.................かっかかからだが.....」
バン!
「え?」
振り返るとそこには上半身がない体があった。




