8 新生活拠点候補物件
異世界転生TSファンタジーものです。色々嗜好をぶっこんだ作品になっているので自我が荒ぶる感じでお送りしております。また、めちゃくそチート設定でお送りしておりますので苦手な方は他の小説を読まれたほうが幸せになれると思います。
文章力が無さ過ぎて色々やばい気がしたので文章力つけるために書いてる感じです。
このような小説ですので稚拙な表現等々、目をつぶっていただけると幸いです。
どうも、銀髪ロリエルフの者です。現在は夜で森の中の拠点で休憩中です。
転生してからというもの、夜は森で住んで魔物を狩り、朝方ギルドで魔石を売りってご飯を食べ、昼は森で寝るという生活を5日送っている。魔石を売ったお金には食費以外に使ってはいないためかなりの金額が溜まっているはずだ。森の生活を始めた初日には20万ゴールドくらいは稼ぐことはできた。同じ量の魔石を毎日売ってきたから100万ゴールドくらいにはなっているはずである。ただ、トイレ問題により精神的な何かをささげている分、それなりの時間効率で稼げていると信じたいところである。
しかし、どうして魔石で稼ぐことができるのになんでみんな魔物狩りをしないんだろうか。今迄に出会ってきた魔物はゴブリン、狼、などの低級そうなものと、数体だけゴブリンリーダー的なものを倒した気がする。ゴブリンリーダーは動きも素早く魔法での戦闘は厄介であったけれど低級そうな魔物はどれも簡単に倒せるものであった。なので森に魔物を狩りに来る人がいるかなとも思ったけれど、この数日間は森の中で誰とも会わなかった。理由は後でギルドの受付嬢のミカさんかエルフの少女であるサリアに会ったら聞いておこう。
また、魔法を使った戦闘にも慣れてきた。自分はスノウエルフだということもあってビジュアル的に水系統の氷魔法を使うことにした。よく使う魔法は複数の氷柱を目標に向かって射出するものだ。最初の方は魔法の軌道もフラフラで飛翔速度も遅く、発動までに時間がかかったけど、今は慣れたおかげで、飛翔スピードも速く、発動までの時間もだいぶ短縮された。
今ではサクサク戦闘になっているので楽な限りだけど、ちょっと強い魔物は避けられる場合があるので追尾機能がぜひとも欲しいところである。小説やゲーム等で知っている魔法では、複数の氷が射出されるのはまだ初級魔法の範疇であるが、追尾機能を追加すると魔法の必要レベルが格段に上がる。なのでやり方が分かったとしても、魔法行使能力が十分に高い問うことを隠すために、使う場所はかなり限られそうだ。
話題はがらりと変わるけど、ひとつ思うところがある。
「ワンピースだとどうしても防御的なところが気になるなぁ」
今の装備は初期装備のワンピースとレースが入った白いパンツなのでどう考えても戦闘を行う服装ではない。魔物狩りの時はそれなりの速さで動くので簡単に枝に引っかかって破れてしまうし、そこから激しい運動をしようものなら破れたところがさらに大きく破れることとなる。これではさすがに攻撃に対する防御を期待することは当然できないだろう。ましてや白いパンツを守ることすらできていないと思う。
自身の能力で装備をクラフトする手もあるけれど、かなりの手間がかかりそうで面倒に感じた。なので能力を使った生産では、ワンピースとパンツを量産するだけになっている。ワンピースだけだとさすがに戦闘時も困るので、街をぶらついて装備を買おうかな。
今日?はもう遅く店も開いていないだろうから朝は寝て、昼くらいに街へ行こう。そうと決まれば魔物ボコす祭りじゃい。
「えいえいおー」
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「あ、カオリさん、数日ぶりですねー、お元気そうで何よりです(ああ今日もかわいいお姿ですね)」
ギルドに顔を出すとカウンタをーの向こうから、すごい含みがありそうな挨拶とともにミカさんが話しかけてきた。
「ミカさん、お久しぶりです。一応元気ですよ」
「ギルド証交付して数日はかなりの方がけがをするので心配してたんですよー」
「慎重にしてますんで(?)、けがもなく元気してますよ。この通り」
見よ!このぷにぷにな力こぶを!といった具合に腕を見せる。
「かわい...おほん。ちょいちょい魔石持ってきてくれてますけど、街中でカオリさんみかけないんですよね。サリアさんも街中で会わない―って心配していましたよ。」
「そうだったんですか、見かけたら声をかけることにします」
そういえば、ギルド証を受け取った日の夜以降からサリアとは会っていないな。自分も、他人とは言え、2、3日は拾った?幼女が元気にしているかどうかが気になるしなぁ。ちょっと悪い事をした気になったので、何かデザートでもおごろうかな。
「そういえば、カオリさんって普段どこで寝泊まりしてるんですか? (マジ顔)あまりに街で見かけないので」
唐突の質問の上であまりに、迫真すぎて怖かったので、
「秘密です。でも、快適なところにはいr」
「カオリさんまさか森の中ですか?エルフだし森の中は快適そうではあるけれど、少しばかり危なくないですか?森の中ですよ??」
これ街中をくまなく探されているパターンですね?よね?街に住んでいないのが分かってますよね?森生活であることは秘密する必要がないし、お金がたまった今となっては森での生活をする必要が無い。特に森生活がばれても問題はないけれど、ここが生活の痕跡スーハ―スーハ―とかされても怖いので、強引に話の流れを変えることにする。
「快適でしたよ昼間は。でも、今日からはふかふかのベッドで寝ようと思っているところです。」
「(魔石の買い取りの記録では早朝に来ていたから、夜中魔物を狩って昼間寝ているパターンでしたか。もしかしたら寝顔を見れるチャンスでしたが。もうそれも見れないと思うとちょっと残念ですね)よろしければ、いい宿か物件か紹介しますよ」
謎の身震いがした。けれど、この街の物件は全くと言っていいほど知らないので下手な物件をつかまされるよりかはいいだろう。すばらしくミカさんの息がかかった物件を紹介してきそうで若干の怖さはあるけどロリへの愛を信じよう。
「ぜひお願いします。では、湖の近くで敷地ごと借りれるところで、気に入ったら購入できるところとかありますか?」
「うーん、交通機関から近いところだと便利でいいですけどその分人気があるので結構高い物件が多いですね。」
「便利そうな場所はさすがに高いですか。では、交通機関から離れた場所ような不便な場所では?」
「それなら、何件かあります。価格もそこそこで見晴らしもいいところがあるのでゆっくり過ごすにはお勧めですよ。」
ミカさんは不動産業もやってるのだろうか?あまりに物件に詳しすぎるな。ちゃっかりカウンターの下から印がかなり入った地図を取り出してきているあたり、物件ガチ勢だ。想像だけど、ロリをストーカーしている最中に物件のめぼしでも見つけたのだろうか。それとも単純にギルドのに所属している人への物件情報提供サービスの一環なんだろうか?ミカさんへの謎は深まるばかりだ。
ミカさんはカウンターに街の地図を広げておすすめ物件の場所を指さす。
「ここと、こことか、いいじゃないですか?」
「おっ、そこはよさげですね。でも、お高いんでしょう?」
示されたうち、1つは湖に面しており土地も広いため色々と都合がよさそうなところである。立地もよいので値段も高そうだなと思ったのであるが、
「それがそうでもないんですよ。」
「それはどうしてですか?」
「どうもこの辺りは人家が少ないこともあって魔物の発生数が多いんです。
さらに、昼間も一定数いるので、その物件にかなりの被害が出ている上に危険なので安くなっているみたいですね。」
「それは結構厄介そうなところにある物件ですね」
「そのおかげでお値打ち価格の1000万ゴールドです。」
「お値打ち価格でも現実的価格ぅ」
どうも、その物件の周辺は人が住みたがらないため、土地開発が進まずに林のまま放置されているようだ。過去に住んでいた富豪は周りに人がおらず、目の前が湖という素晴らしいロケーションに目を引かれて小さい別荘を建てたはいいものの、修繕費に警備費用と思った以上にお金が消えていくため手放したらしい。正直話を聞いて立っている建物をローンを組んででも買いかと聞かれたら微妙と答えるが、土地の広さやロケーションには目を見張るものがある。
「その富豪さん遂には魔物除けの結界にまで手を出して、魔力を供給する人まで雇ったみたいですけど、結局は結界の魔力消費に供給が追い付かなくてダメだったみたいです」
「その富豪さんよほどそこで住みたかったんですね...でも、ロケーションは最高ですし買っちゃおうかな...」
自身が魔力タンクだし、魔力供給も問題はないから何とかなるのではと思ったが、一番は周囲には人気がなくて魔物が多いということだ。つまりは街の外に行かなくとも魔物狩りができるのだ。とてもいい環境と思う。
「正直お値打ちですけど、住むにはつらいと思いますよ?それでもというのならば止めはしませんけれど」
「いいんです。気に入りました。ここ買います」
「本当に大丈夫ですか?」
「大丈夫です。魔物との戦闘には自信があるのでお金の方も何とかなります」
「カオリさんがそれでいいならいいですけど...連絡しておきますね(本当に大丈夫かなぁ...?)」
他にその物件を買う人がいないみたいだし、購入前提のアポイントを入れたので、物件を手に入れたと言っていいだろう。あとは、物件の代金支払いをどうするか...当然現時点でのお金はないので困ったものである。
あ、そういえば魔石買取やってもらってないな。
「半分忘れていたんですが、この中の魔石の買取をお願いしますー」
背負っていた魔石がぎっしり入ったリュックサックをカウンターの上に置く。
「(あらあら、魔石と他になにか多くものが入ってるのかな、随分とかわいらしい中身のような気が...)わかりました買い取りますね」
ミカさんがカウンターに置かれたリュックの中身を確認すると予想に反してぎっしりと魔石が詰まっているもので、
「...?...???」
といった感じにリュックの中身の認識にしばし時間がかかっているようであった。
...これ、魔石多すぎですかね...?。調子に乗りすぎた...。買取金額は30万ゴールドといったところであったが、物件購入のための1000万ゴールドまではまだまだである。
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ミカさんが物件の管理人さんに連絡してくれた際、管理人さんは”物件の内見をしてから購入していただくことを強く勧めます”とのことだったので物件の内見をすることにした。管理人さんは直近の予定が詰まっているらしく、明後日以降でないと対応ができないとのことだったので明後日の昼からお願いすることにした。即日契約とはならなさそうであるがお金もないしノリで決めたので、本当にいい物かどうか判断するいい機会なのかもしれない。期日までは、当初の予定通り街で装備などを見て回ろうかと考えている。
今日は街に装備を買いに来たはずが物件探しで予定が狂ってしまったので、街での散策をあきらめて森で寝ようかと思う。夜を超す羽目になるで、魔物対策に強固な壁を持つシェルター的なものを作って過ごそうと心に決めた。
「ふあああ、眠いなぁ。また、森まで歩くのかー」
快適な生活まではまだまだ遠そうである。