表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界(地球)の中学校に通うことになりました!  作者: 雨森 海音
一年生、5月
75/75

定期テスト~二日目~

 さて、遂にやって来た定期テスト二日目。今日は実技。

 朝から共に戦うチームの仲間が発表された。


深山里依紗みやまりいさちゃんと野崎奈乃玻のざきなのはちゃんとゼンくんとあおやんか……」


 りーさちゃん(本人の希望でこう呼んでます)なの(こちらも本人の希望でこう呼んでます)も言っちゃ悪いけど、いつも一人でいるタイプ。

 ぼっちと言ったらかなり失礼。個性的過ぎて周りが追い付けないだけだから。


「よろしくぅ。エナぁ」


「よろしく」


 妙に間延びした話し方はりーさちゃん。天然パーマがかかった長い髪が素敵。所謂ギャルみたいな感じ? ギャルなんてまともに知らないけどね。


「ふっ! 我が漆黒の力を見せるときが来たようだな!」


「……よろしくね」


 よくわからない喋り方をしているのが、なの。明るい茶髪の前髪を垂らしてるけど、前見えてるのかな。


「って言うかぁ。ゼンっちとあおいが揃ってる時点で勝ち確じゃね?」


「私もいるが」


「ナノナノ弱いじゃん? ぶっちゃけ」


「……うぐっ。我が秘められし真の力を今こそ見せるときが」


「頭良いわけじゃないしぃ。りーさよりはいいけどさぁ。トロいしぃ。」


「うぐぐぐぐ……!」


 なのとりーさちゃんは仲良し。ちょっと会話に入っていけない。困る。


「りーさだって、頭のネジが星の数程とんでおろう」


「もうそれ、頭の中にネジないよね」


 ようやく突っ込めた。女子でボッチになんのは嫌だ。ゼン達の方にいるのは気まずいというか何というか。というか、こんなときこそ友達を増やしたい。


「まじまんじって感じぃ」


 まんじ? まんじってなんだ。どういう意味?


「まんじ……それは闇の波動を感じるな……」


 うーん。理解不能。闇の波動って何? 痛そう。多分魔法の名前っぽい。


「ナノナノぉ。まんじに意味なんてないしぃ。知らなかったのぉ? ねえエナぁ?」


「知っとるわぼけ! な! エナ」


 もうやだ。ついてけないよこのテンション。私に話を振らないで!


「知らないよ! ていうか、テスト始まるよ……」


 教室に備え付けのテレビを指す。一戦目が始まっていた。男子二人はそっちに釘付け。

 面識のない子達の戦い。両方頑張れ!


「……ホントだしぃ。人の戦い見るとかまじエモいんですけどぉ」


「右手が疼いてくるな。くっ。鎮まれ我が炎!」


「もうワケわかんないんだけど!」


 ……こうして始まった定期テスト二日目。

 先が思いやられるよ。ほんと。


「私達の戦いはこれから……だよ!」

未完ではありますが、打ちきり完結とさせていただきます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング お読み頂きありがとうございます。 もし面白いと、思って頂けたらリンクを押してください!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ