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異世界(地球)の中学校に通うことになりました!  作者: 雨森 海音
一年生、5月
7/75

学園生活の始まり

いろいろ変えます。

書き方とか書き方とか書き方とか

 マナの説明をしたあと、水晶による試験が行われた。(マナについては口外禁止だ)


 もちろん合格。即時発表。


 私は少し小さくなっているも、いつも通り7色に光り、それを見た校長先生とお母さんは驚いていた。

 7色に光るのはほぼ全ての魔法が使えるということを指すのだ。

ここに来て光りが小さくなっているのは魔素が少ないからである。


「あり得ない」


「見たことないわ」


 そんな顔をしていた。

 しかし声に出すことはなかった。


(大人だな~)


 そう思っていたけど本当のところは、驚きすぎて声がでないだけなのである。


「えーと。エナさん、あなたは一年の2組に入ってもらうことになるのだけど。今日は寮の用意をしましょうか」


「はーい」


 反対する理由もないので、素直にうなずく。


「今日はゴールデンウィークで誰もいないのよね」


「ゴールデンウィーク?」


「連休、長い休みね。といっても一週間だけだけどね。その間ぐらい家に帰って家族サービスしなさいってことで一部を除き閉校しているの」


(そうなのか。ところで一週間ってどのぐらい?)


 密かに思っていたのは口に出さない方が校長先生のためにも良いだろうと、思っていたけどやはり気になって仕方ないので聞いておく。


「一週間ってどのぐらいなの?」


「七日間よ。一日二十四時間」


 こちらでも二十四時間が一日なんだ。あちらでは一時間なんて数え方しないけどね。


「そうなんだ」


「そう言えばあなたは異世界出身ですのね。どうやって誤魔化します?」


「まだ、誰も入れたことのない無人島。最近進歩した技術により、入ることが出来た。場所は、聞くと死が待っているため危険です。そこには一人の少女が住んでいた。つまり、無人島ではなかったけどこれはどうでもいい。いろいろ聞き出すと、エナという名前と十二歳の中学一年であるということが判明したためここにつれてきた。私が里親になったため名前は成瀬エナ無人島出身で常識なんかはなってないけど、知能が高いので言葉なんかはスラスラである。何て言うのはどう?」


「いいんじゃないか」


「ん、覚えた」


 実はあちらの世界では、賢者と呼ばれるものの一人で知識が豊富で魔法が強力。そして絶対的な記憶力で有名なのであった。他にも、貪欲に知識を求め、そのための手段を選ばないなどという噂もあるが、さすがに殺人なんかはやっていない。


 二つ名は転生する探求者トランスマイグレーション・シーカー)。この二つ名でわかるようにエナは転生する。死ぬと経験値、知識、技術、記憶を受け継ぎ転生していくのだ。つまり賢者を滅ぼすことはできない。

 しかし、その代によって人格は変わるし、生まれる場所は変わる。最早別人なのである。


 そして五歳の時に自分の過去を思い出す。それと同時に魔法の才能が開花する。そのあとはいろいろだ。


 普通に学校に行くこともあったらしい。

 これは記憶だけなので。私自身は行ったことがない。知識としてあるだけだ。


 表には見せてないがわくわくしていた。

 しかしうまく隠せてないが。

 わかる人にはまるわかりである。ここにはいないけど。


「じゃあ寮にいきましょうか」


 校長先生が言う。

 そしてやってきた寮。


 六階建てであの校舎より大きい。エレベーターが左右に取り付けられている。


「玄関向かって左側が女子寮右側が男子寮よ。間違わないように」


(あ、左右に取り付けられているのは男子寮を女子が、女子寮を男子が歩かないようにしているんだ)


 私の部屋は6階。四階以上の生徒と、足を怪我したりして寮監の許可が出た場合のみ使えるエレベーターを使ってのぼる。


 608号室。ここが私のこれからすんでいく部屋だ。二人部屋なんだけれど事情があって一人でいる子がいるので私は一人で使える。


(悲しいのかな?なんだろうこの気持ち)


 それが俗にいう寂しいという気持ちだと、まだこの時は、わかっていなかったのだ。


 約16畳の部屋で、タンス、物干し、机とベットが二段になっているもの、イス、姿見をおいただけではまだまだ悲しかった。


 なので少し大きめの机と二人掛けのソファーを買ってもらった。


 まだまだ悲しかったけど。まあ、これから変わるからいいの!

 そして制服と学校の見取り図をもらった。制服はブレザーとセーラーで、ブレザーは何故か女子もズボンだ。


 ブレザーは動きやすさ優先らしく、デザイン性はあまりない。

私はセーラーにした。だってそっちの方が可愛いから。


 そんなこんなで私の学園生活が始まったのだ!

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