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異世界(地球)の中学校に通うことになりました!  作者: 雨森 海音
一年生、5月
63/75

晴れ時々雷ところにより豪雨

 エイリちゃんと二人で笑いながら抱きしめあっていたときに、晴菜ちゃんと茜ちゃんが走ってきた。


「エナ! 緊急会議よ!」


「大変なの! あ、これは妹同盟の会議なので不可侵でお願いします! 」


 いきなりのことで驚きつつも、エイリちゃんとゼンくんの二人に手を振っておいた。

 そして、やって来たのは寮の508号室。知っての通りこの二人の部屋。鍵までかけるところをみると、よほど知られたくないみたい。


「大変なの!」


「そう、大変よ!」


「うん。大変なのはわかったけど、どうしたの?」


 慌てた様子の二人に説明を求める。


「葵が!」


「お姉ちゃんが!」


「告白してたの!」


「告白されてたのよ!」


 うん。よくわかるようでよく分からない説明をありがとう。つまり、あおやんがふゆみんに告白してたってこと?


「えぇー!」


 驚きすぎてつい叫んじゃった。ちょっとそれは急展開過ぎない? きっと誤解かなんかだよ! そうだよ! きっと今日の事かなんかについて話してただけだよ!


「ほんとなの!」


「見たのよ。私達。悪いとは思ってたけど……」


「好きです! 付き合ってくださいって、ホントに言ってたの!」


「お姉ちゃんは頷いてたわ!」


 言い逃れできない気がしてきましたよ! どうしたのかな? 私的にはあおやんはふみふみが好きなんだと思ってたな……。


「って、窓の外見て! 冬実さんと葵が!」


「笑いながら横にならんで歩いてるわ!」


「ってことは……」


 私達は三人で顔を見合わせて同時に叫んだ。


「あの二人。付き合い始めたってことー!?」


 周りの人達に、後で雷でも落ちたのかと思うほどうるさいと、言われたのは今は関係ない話。


「うそ。でしょ…… 」


「また、お姉ちゃんに先越された……」


 二人とも落ち込む内容は微妙に違う気がするけど、凄く落ち込んでる。終いには泣き始めた。晴菜ちゃんは声を殺して泣いて、茜ちゃんは隠すことなく声をあげて泣いていた。

 そんな二人に挟まれた私。どうすればいいの!? ていうか、そこは素直に喜んであげようよ! 私も違う意味で泣きたいよ!

 これから、部活で二人にあったとき、どんな顔してたらいいんだろ……。あ、あおやんに至っては、教室で会うじゃん! 私の隣の席であるゼンくんと仲良いからよくこっちに来る。その時私はどうすればいいの!?

 こんなことなら話なんて聞かなきゃ良かったんじゃないかな……。いや、あのときの私には選択肢はなかったよ……。

 もういっそ、忘れようかな。ああ、忘れられたら楽でいいよね! こんなときこそ忘れん坊を発揮して欲しいよね!


 なんか色々あったね今日。今までの中で一番濃い日かもしれない。天気予報風に言うとしたら、今日の心の天気は晴れ時々雷所により豪雨かな……。

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