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異世界(地球)の中学校に通うことになりました!  作者: 雨森 海音
一年生、5月
52/75

歓迎会の後には

7/4(火)地名をそのまま出してしまっていたので、変更しました。

 翌朝、私が目を覚ますと、お姉ちゃんと茜ちゃんが起きていた。


「おはよう! エナ。早いね」


「おはよう。エナ」


「おはよう。茜ちゃん、お姉ちゃん……眠い」


 まだ日が昇ってすぐ。五時半ぐらいかな。二人とも起きるの早すぎでしょ。


「あはは。もう少し寝てたら? 私は部活あるから、早起きしただけだから」


「……そうする。あれ、茜ちゃん何部だっけ」


「ソフトボール部だよ」


 ソフトボール……。野球みたいなスポーツだよね。


「そっかー……楽しい?」


「え? うん。楽しいよ」


 唐突な質問に、驚いたように声を出すが、迷いなく答えてくれた。


「うーん……私も部活、入ろうかなぁ」


 楽しそうな、興味のある部活はあるからね。特別研究探究部。通称、特研部。新しくできたばかりで、パンフレットにすら載ってないとひよちゃんに聞いた覚えがある。

 究って字が二つあるわりに、通称の部分に入れないんだ……。とか思ったりしたこともなかった。通称、特究部とか……特急部と間違えられそうだ。


「エナはどこにいくの? 私はひよさんに園芸部に連れっていってもらう約束をしたのだけど」


 そう言えば、昨日そんな話をしてた気がする。それにしても園芸部か。お姉ちゃんらしいや。


「特研部に行こうかなって。前、一度行ったけど、誰もいなかったから」


「なるほどね~。あそこはね、冬実さんが居るんだよ」


「そうなのっ!?」


 冬実先輩は晴菜ちゃんのお姉ちゃんだよね。知らなかった。ちょっと意外かも。他にどんな人がいるのかな。


「そうだよ、あと、同じクラスの……似非関西弁のえっと……」


瀬川凛せがわりんちゃんだよね」


 クラスメイトの名前も覚えていない茜ちゃんに苦笑しながら、私は正解を確認する。


「そうそう。確か、八重県出身だよね」


 ここは受知県。だから、お隣さんだ。


「他には……葵もそうだよ」


 葵君。茜ちゃんの弟。ゼン君の親友。なんとなくだけど、茜ちゃんは葵君にコンプレックスを抱いてるみたい。


「他の二人は知らないかな。ゴメンね? あんまり役に立てなくて」


「いいよ。凄くいい情報ありがとう」


 申し訳なさそうにそう言う茜ちゃんに私は笑って言う。


「情報!?」


 隣の布団がバサッと捲れて、ひよちゃんが起きてきた。私達は驚いてそっちを見たけど、その時にはひよちゃんは夢の世界にいた。


「ひよちゃん……恐るべし」


 私達三人は顔を見合わせて笑った。


「ふあぁ。おはようなのよ」


「おはよう」


 その騒ぎで晴菜ちゃんとエイリちゃんが起きてきた。


「ゴメン。起こした?」


「大丈夫。今何時?」


 時計を見てみると六時を指していた。


「六時だよ」


「じゃあ、そろそろ準備しないと……バレー部七時からだから」


「私もそろそろ準備するのよ。ちなみに、私はチア部なのよ」


 皆、部活があるみたい。エイリちゃんがチア部なのには驚いた。あれだよね。ポンポンもってやるやつだよね。


 そんなこんなで、私達はひよちゃんも起こして、朝御飯を食べに行くことにした。

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