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異世界(地球)の中学校に通うことになりました!  作者: 雨森 海音
一年生、5月
20/75

カズドン

なんやかんやで食堂にやって来て夕食を食べております。今夜のメニューは極厚かつカレーうどん。男子生徒に人気だそうです。女子は、こってりしていて嫌いと言うかたが多いです。美味しいのに。私は男子っぽいのかな。

ひよちゃんは普通のカレーうどん。

カズマくんはカツカレー。

千くんはカツカレーサンド。

うん。今日はカレーデーです。特に意味はないです。はい。

ちなみに、カズマくんは辛いのが苦手らしいです。

私はまあ、辛くても食べれなくはないよ?

食べたくないだけで。


ちなみに、全部セットで野菜がついてくるので栄養バランスは良いです。

さすが、学食。


「そういえば、カズマくんは部活何部に入ってるの? 」


「卓球部だよ」


私の問いにひよちゃんが答える。


「大変? 」


「そんなことないよ」


私の問いに以下同文。


「何人ぐらいメンバーがいるの? 」


「男子16人に女子10人の合計26人だよ」


私の問いに千くんが答える。


「ね、どうして僕には答えさせてくれないのかな? ていうか、三人してにやにやしてるけど仕組んでたの? 」


「そんなわけないよ? 」


私が答える。疑問形なのはまあ、仕組んではないけどノリでつい、みたいな感じだからかな。と、まあ、心のなかで思っても通じる理由わけはなく


「何故に疑問形? 」


と言う風に聞かれてしまった。


「仕方ないよ。いじられキャラの宿命さ」


「ドンマイです」


と、千くんは言い、ひよちゃんがニヤニヤしながら励ます。まあ、仕方ないよね。ここで会ったが百年目ってやつだよね。カズマくんドンマイ。

カズマくんドンマイ。略してカズドン……カツドン……カツ丼!

なんて考えていたら、


「カツドン」


と言う声が後ろから聞こえてきた。

振り向いてみれば葵くんだった。

普通にカツドン頼んでるだけでした。はい。


「あー。転校生。どうかしたか? 」


私が振り向いたので用事があると勘違いしたのだろう。


「あ、いやね。カズマくんに、ドンマイって言ってるのを見てカツドンを思い出したの。で、その時にちょうどカツドンを頼んでて」


噴き出す葵くん。


「カズドンか」


と、納得している。わかってくれてよかった。

それを見た二人も同じくうなずく。


「カズドンだね」


「カズドンですね」


「皆してなんなのさ」


そのあとカズドンで、定着しそうになったのを必死で止めていたカズマくんがいたとかいないとか。

それについては神のみそしるってやつだ。


え? ちがうの? 神のみぞ知る? いや、しらんて。


だって私はまだ、こっちに来て一ヶ月とたってないのだからね。

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