2010/9/14 隣の病室
サクッと言ってしまうんですが……
親父が死にそうです。
サクッと言い過ぎですかね(爆)
説明すると、現在親父が末期癌で入院中でして……
もうなんだかんだで四ヶ月目になるのかな?
何度もお医者さんから……
「覚悟してください」
なんて脅されました……
とはいえ親父もなかなかのしぶとさ(笑)
母から電話で……
「もうヤヴァイ」
って聞かされ慌てて新幹線に駆け込み、移動二時間半!
病院につく頃には……
親父復活☆
なんて繰り返しな日々なわけですよ(汗)
いやはや親父が助かるのは良いことですが……
僕のお財布の中の方こそもうヤヴァイです(涙)
そんでもって話はココからなのですが……
数日前も急遽の呼び出しがかかり、いつものように財布と戦い病院へ急ぐ事に。
慣れた足つきで親父がいる310号室に向かうと……
親父がいない!?
『まさか……亡くな……』
嫌な考えはかなぐり捨てよう!
きっと大丈夫!
あわててナースセンターに聞きに行く。
「容態がかなり悪いので303号室の個室に移りました!」
安心と驚きの複雑な感情。
もちろん安心は、生きてるコト。
でも驚きなのは、移動したコト。
個室に移る程に悪くなってたんだ……
いつもはなんだかんだで四人部屋なのに。
『さすがに今回はヤヴァィのかも』
嫌な考えがぬぐえない。
それでも、無理矢理に気持ちを押さえつつ303号室に急ぐ。
すると……
そこには……
……変わり果てた姿の親父がっ!?
体は縮こまり……
髪は真っ白になりはて……
体中しわだらけに……
……って別人やん!!
最近入院されたご老人でした(笑)
部屋を間違えてないかと外を確認。
うん。
間違いなくココは303号室。
騙されたと思いつつ、ちょっと不機嫌モードで再度ナースセンターに!
「失礼しました! そのお隣のお部屋でした!」
急いでる時のミスって、どうしてこうもイライラするんだろうねぇ?
不機嫌なままに隣の304号室に飛び込む!
「……。」
無言にもなりますよ。
だって……
……誰もいないんだから(怒)
ってかこの部屋にはベッドすらも置いてない!
すっからかん!!
ただの空き室!!
またもや騙されたぁあっぁあっ!!!
ナースセンターに怒りのまま突入!!!
「隣の部屋は誰もいませんけど親父はどこですか!?」
「隣で部屋で間違いないんですけど……」
なんと反論されました。
しかも若干逆ギレぎみ。
逆切れナースに案内されていった部屋は……
305号室。
あれ?
そこには確かに親父が寝ていて、母や妹も部屋にいる……
『始めからから案内しろよ』
なんて思いながら部屋に入る直前……
気が付いてしまった……
ってか気が付きたくなかった!!
ナースさんは何も間違ってなくて……
そもそもおかしかったのはぉぃらの方なのだと(泣)
病院は4や9などの数字を忌み嫌うもの……
だから303号室の隣は305号室。
そうなんだよね……
304号室なんてどこにも存在しないんだ。
じゃ〜僕が入った空き室は……?
深く考えるのはやめときましょ♪
そして、この日も無事に父親は復活を果たし……
僕の財布は死亡しましたとさ。