第5話 宣戦布告
文化祭の準備などで書く時間が取れず遅くなりました。
2015年8月10日横須賀海軍基地
総司令執務室
拓也
「やっぱり、総司令ともなると仕事が多いな」
二人が海軍に異動になってはや2ヶ月。
だいぶ仕事にも慣れてきたものの、苦労しているのは変わりないようだ。
長門
「何を言うか司令。今日は少ない方ではないか」
机を挟んで、向かいのソファに座っている長門が言う。
拓也
「そーなんだけどさー」
長門はこの横須賀海軍基地を母港とする、第1艦隊の旗艦として司令補佐の役割も担っている。
因みに、各艦隊の母港は
第1艦隊:横須賀
旗艦:長門
第2艦隊:呉
旗艦:大和
第3艦隊:佐世保
旗艦:伊勢
第4艦隊:舞鶴
旗艦:金剛
第5艦隊:大湊
旗艦:扶桑
となっている。
拓也
「そうだ長門。この前提出した案はどうなったんだ?」
長門
「あー、あれか。確か後は最終審査を残すだけだと聞いたぞ」
拓也
「もうそこまで行ったのか!自衛隊から軍に昇格したからといって、あの案がこうも簡単に通るとは...」
長門
「それも総理が頑張ってくれているおかげだ」
拓也
「日本を変えようとしているのは総理だしな」
長門は、うむ。と頷くと他の艦魂たちの様子を見てくると言って執務室を出て行った。
拓也
「(この短期間で日本は大きく変わった。事実上平和憲法、いわゆる第9条を破棄したに等しいこの状況でこの2ヵ月あまり平和にやってきている訳だが...。国内は問題無いにしろ、国外はどうなっているんだ?)」
そうふと思い、PCに手を伸ばしたとき
バンッ
篤
「拓也!っじゃない総司令!総理から緊急招集がかかりました!」
篤が息を切らしながら言う
拓也
「そんなに慌ててどうしたんだよ」
篤
「とにかく緊急だ。急いで総理のとこへ行くぞ!」
某都道府県地下シェルター内
会議室
会議室内には総理や各大臣、空軍、それに陸軍の総司令、それに加え拓也たちが揃った
香川総理
「まずみなの緊急にもかかわらず、この早い対応に感謝する。早速本題に入るが、先程アメリカから連絡があり一方的に日米安保を破棄。日本全土からの米軍撤退を開始した。
会議室がざわめく
その理由だが、韓国で大規模な軍事行動があり、アメリカは日韓開戦にの恐れがあるとして今回の安保破棄に至ったそうだ。それと同時に韓国からも撤退を開始したようだ。日本は変わろうとして、行動を起こした。その結果、今回のような事態を招いたのだろう。恐らく本当に開戦することになる。韓国は自国民を日本から撤退させてるからな...。宣戦布告してくるのも時間の問題だろう。念のため駐韓日本大使は帰還させてある。」
プルルルルr
ガシャ
香川総理
「なんだ」
総理補佐官
『韓国が声明を発表しました。途中からですが会議室のモニターに映像回します』
ブゥン
韓国大統領
『最近の日本は敗戦国にもかかわらず、とうとう軍隊を持ち、海軍に至っては見た事もない艦を就役させている。このままではアジアに危機が訪れる。我々はそれを阻止しなければならない!よって両国の米軍撤退が完了しだい、大韓民国は日本に“宣戦布告”する。発表は以上だ』
香川総理
「......さぁ、戦後70年目。また日本は大きな決断を強いられている。韓国が宣戦布告した以上、それに答えなくてはならない。ここで否決をとる。日本とゆう国を、なにより日本国民の平和を守るため、日本は韓国と戦争を開始する。これに反対の者は挙手願いたい......。反対0。ありがとう。ただ一つ約束して欲しい。あとからどこぞの記者やらに自分は反対していた。などと責任逃れをせんことを。」
全員が頷く
このあと日本も米軍が撤退を完了した後、韓国に宣戦布告した。
21世紀初の国対国の戦争が開始された瞬間だった。
次話は出来るだけはやく上げます。目指せ今日中!!
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