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第3話 決意


2015年6月15日1300


国会議事堂


三笠からの入電から数時間。

どう対応すべきかを決める臨時国会が開かれていたが、とりあえず向こうの

要求を聞き、それを踏まえて今後の方針を決める事で一段落した。


場所を移して、イージス護衛艦こんごう


香川総理大臣

「三笠へ電信。『ひとまず今回ここへ来た理由を聞かせて欲しい。』だ」


通信士1

「返信。総理...三笠から音声が入ってます」


その通信士の言葉にCICの時間が一瞬...いや5秒ほど止まった。


香川総理大臣

「は?...んんっ。わかった繋げ」


CIC内の全員がスピーカーに耳を傾ける...

少しして声が聞こえた。女性の声だ。


三笠

『了解。ここに来た理由だが、我々は終戦直後から日本を見守ってきた。高度経済成長など目を見張るものがあった。しかしだ、今はどうだ?米帝ごときの犬に成り下がり、他国の顔色ばかり伺い、領海侵犯、領空侵犯まで許し。

最近に至っては竹島の実行支配まで傍観しているなど、あなた達はは危機感とゆうものがないのですか!?

「(なんか説教っぽくなってないか...?)」

だいたい!...失礼話が逸れました。要するにこのままの日本は見ていられません。そこで私達が加わって日本を立て直す為に来たわけです。』


香川総理大臣

「ここに来た理由はとりあえず分かった。(理解は出来ないが)1つ聞きたい。あなたは誰なんですか?」


三笠

『戦艦三笠の艦魂です」


香川総理大臣

「かん...こん?」


現代人が知らないのも無理は無い、今でも洋上戦力として軍艦や戦闘艦なるものはある。昔は職人が、丁寧に心をこめて作り、もちろん機械任せのところもあっただろう。だが職人や国民の期待、希望などが一心に集まって出来た艦と、殆どを機械に任せ、人もかかわるがごく一部だ。なにより国民の関心がない。一部熱心な人たちは居るかも知れない、だが2013年に進水した護衛艦“いずも”に時に至っては殆どのテレビ局は報道しなかった。そんな二つの艦に違いがでてくるのも自然だ。その違いとして現れたのが“艦魂”だ。


三笠

『簡単に言えば船に宿る魂ね、普通の人には声しか聞こえないらしいわ』


香川総理大臣

「艦魂か...とりあえずそちらの要求はあなた方の受け入れ、でよろしいかね?」


三笠

『ええ、そうよ』


香川総理大臣

「わかった、また少し時間をいただけるかね?」


三笠

『はい、お待ちしております』


通信士1

「交信終了」


香川総理大臣

「艦魂か...この艦にはいないのか」


そう言ってこんごうのCIC内を見回す。

そして再び国会議事堂へもどっていった。



その後、臨時国会か再開され、“あれ”を受け入れるか否か、それはもう

嵐のような会になった。

アメリカ、韓国、中国などの諸外国の反応を気にする者、受け入れるに際して日本経済への影響を気にする者、国民が受け入れをどう捕らえるか、などいろいろな意見、主張があったが、香川総理の「海外への対応、経済、日本という国を変えるにはいい機会だ!この機を逃しては、今のまま外の国にいい様に扱われるだけだ。今こそこの弱腰な日本から変わる時じゃないのか!?」との言葉によって消えうせた。

それとは別にある重大な、それこそ世界から猛烈な非難が集中しそうな案が大きく分けて3つ決まっていました。


この香川総理は総理になって以来国民から圧倒的な支持がある。各大臣も総理のことは信頼し頼ってきたのだ。


臨時国会は“あれ”を受け入れることで合意。閉会した。


香川総理大臣

「あとは国民のみな次第だな。国民への発表は私が直接行う。準備を頼む」



同2000


テレビ、ラジオ、ネットを通じて臨時放送が流れた。



香川総理大臣

『―えー、日本国民の皆様こんばんわ。日本国第100代総理大臣香川敦彦です。お食事やお仕事の最中失礼します。先日日本近海に現れた大艦隊ですが、政府は艦隊と交信、敵対の意思は無いと判断し各海上自衛隊基地への受け入れを検討しています。まだ様々な不安はあることでしょう。しかしこれはチャンスなのです。いままでの日本は弱腰で貧弱な国家でした。しかし!この艦隊を即時戦力化、憲法の改正、諸外国の関係を対等のものにすることによって、かつての日本を蘇らせようじゃないか!もちろん戦争をしようとしているわけでは無い!ただ今までが、優し過ぎた!近年アジアの状況は悪くなる一方である、それを改善しようと、先頭に立つだけのことだ!どうか理解して欲しい。日本国の名の下に国民一丸となって世界に出て行こうじゃないか!1週間後だ。憲法改正について国民投票を行う!それらの結果によってこれから日本が歩む道が、歴史が大きく変わることは明らかだ。一人ひとり自分でよく考えて投票してほしい!でわ、1週間後この時間にまたお会いしましょう。―』


_______________





この放送の後、国内に限らず国外からも日本国総理大臣への面会の要求、質問などは数え切れないほどあった。しかしこの間、日本国政府は沈黙を守り、投票の日を迎えた。




_______________


2015年6月22日1937


香川総理大臣

「いよいよ今日だな...今日でどちらにせよ日本の行く末は大きく変わる」



香川は記者会見を前に自分に間違いはなかったのかと、頭を抱えていた。

あれほどの事を、1国の総理とはいえ個人の口からいったのだ。気が気じゃないだろう。


SP1

「総理、会見場へ移動します」


香川総理大臣

「あぁ......なぁ君。私は間違ってなどいないよな?」


不安げな表情で尋ねる。


SP1

「総理は今までのように堂々としていてください。でないと我々国民まで不安になってしまいます」


と、香川総理のガードを勤めて長いSPが言う。

香川は、そうだな。と返すと護送車へと向かった。

そこには、1国の代表として、何より一人の人間として決意を固めた人の背中があった。













今回から「艦魂」が出てきますが、この小説の構想を練っていた頃は、艦これの事は知りませんでした。が、今は艦これをプレイしているのでそれぞれの艦魂のキャラなどは、艦これの影響が強くどうしても似てしまう所があると思います。すいません(;´Д`)

そして、最近知りましたが、蒼き鋼のアルペジオなるアニメが10月?ころから始まるそうで、PVなど見ましたが人によってはこの作品がパクリといわれても仕方ない物になりそうで冷や汗が止まりません(;´∀`)


ご意見、ご感想お待ちしております。

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