第35話 陽の当たらぬ処
更新遅くなって申し訳ありません!部活は試合前1ヶ月を切り、課題に追わるなど、多忙につきやっとのことで時間が取れました!(まぁ、恐らく最短話ですがね)
ではどうぞ
大国の威信をけなされたロシアは、その元凶である日本への報復を画策し始めた。
ドイツ侵攻で戦車旅団の大多数を失ったロシア陸軍は、すでに国外遠征をしての作戦展開能力は日本を下回っていた。
バルト海へ向った戦闘機部隊の最後の通信にあった新型航空機の存在。それを撃墜しバルト海に没したことを確認したロシアは直ちにバルト海へ調査隊を送った。もちろん隠密作戦だ。
そこで入手した新型航空機の情報を見つめながら露大統領は向いに座っている、自分より20は年下であろう男に話しかけた。
「話した通り、現在我が国は海外での展開能力が乏しい。海軍も壊滅、ウラジオストクにかろうじて残ってはいるが、今の日本海軍艦艇の前では無力なのは当たり前だろう。そこでだ貴国との共同作戦を希望したいのだが」
すると向かいに座ったふくよかな男性はゆっくりと口を開いた
「・・・・・内容を聞かなくてはなんとも・・・こちらにも策はある」
「そうか、そうだな。我が空軍は未だ健在だ。それに加えバルト海で入手した新型航空機のデータがある。時間は十分にあるだろう。日本はアメリカ相手に手こずっているからな。準備期間は十分だ。あとは。施設の問題だがロシア1国では時間があるとはいえ、短期間での大量生産は厳しいか・・・・」
そこで言葉に詰まった露大統領を見て、得意げに向かいの男性が提案する
「それなら我が国の施設も最大限努力しよう」
「ん・・・?貴国にそんな大規模な施設があるとは思えんが・・・・・・・!!そうか!あれか!」
何かを思い出したようだ
「そう、数年前に貴国からの技術提供で建てた地下工場です。ロシア程とは行かないがそれなりの支援にはなるはずです。それに加え新たに我が国の傘下に入ったあの国を使えば相当数をまかなえます」
ここで合点のいった両国首脳は固く握手を交わし部屋を後にし、秘密会談は終わった。
次回は長くかけるよう頑張ります!
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