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第31話 つかの間の休息。だがそれも...1種の戦争

忌まわしき日は過ぎ去りました。

男性読者さんは結果どうでしたか?自分は1個でした(;´Д`)

女性読者さんは本命の彼をゲットできましたか?


一日遅れのバレンタイン編です。


2017年 2月14日 0400



横須賀海軍基地内 厨房


早朝。まだ日も昇らぬこの時間に基地内の食堂に明かりが付いた

その厨房には2人の人影があった。最ももう1人は見える人にしか見えないが



長門

「なんでいるんだ」


那奈

「私がどこに居ようが長門には関係ないはずだ」


長門

「私も女性だ。那奈が考えていることは分かる」


那奈

「・・・はぁ。そうだな。長門も同じか」


長門

「ところで。那奈は何を作るんだ?」


那奈

「あぁ。料理は自信があるのだが、こういうのは初めてでな。チョコチーズケーキに挑戦する!確か拓也はチーズケーキが好きだったからな」


長門

「(やはり昔なじみは手ごわいか)私は生チョコだ。定番と言うものらしい。作り方は加賀から教えてもらった」


那奈

「加賀さんにか。加賀さんは誰かに上げるのか?」


長門

「聞いたところだと、空母加賀の乗組員全員分作るらしい」


那奈

「流石、空『母』は違うな」


長門

「それでだな・・・・那奈」


那奈

「ん?どうした」


長門

「分からないところがあれば・・・その・・・教えて教えて欲しいのだが・・・」


那奈

「なんだ、そんなことか。良いぞ。協力は大事だ」



こうして二人は作業に取り掛かる。


途中、長門が力みすぎで鍋を曲げてしまうアクシデントがあったが

作業開始から1時間後


同日 0503


那奈

「このカップに流し込んで・・・・・と。よし!後は冷蔵庫で固まるのを待つだけだな。渡す直前に出せば良いだろう。長門!そっちはどうだ?」


長門

「ハァ・・ハァ・・・。何とか終わった。あとは固めるだけだ」


那奈

「なんでそんなに疲れてるんだ」


若干呆れつつ笑いながら聞く


長門

「私は料理というもの自体初めてなんだ!しかたないだろうぅ・・・」


慣れない事をして疲れたのか、もう一眠りしてくる。と言って戦艦長門へ帰っていった


那奈

「・・・・・私も寝るか」


再び厨房に静けさが戻る



同日 0800


総司令寝室


寝ぼけ顔で鏡に向って歯を磨いていた


拓也

「(今日は日曜だし会議も仕事も無いんだよな・・・・久しぶりに本でも探しに行くか。しかし戦時中にこんなゆっくり出来るのも現代戦って事とアメリカが相手だからだよな・・)」



身支度を整え、執務室で軽い書類整理を済ませ、近場の本屋へ向った


到着すると、本屋がピンク一色だった


拓也

「今日なんかあったっけ?」


見回すと次々と目に入るチョコの三文字


拓也

「あぁ、バレンタインか。まぁ関係ないよな、僕には」


足早に好きなジャンルの本棚へ向う



時が経ち日が傾き始めた午後5時


拓也は図書館での戦利品を早く読みたい一心で基地に帰る。


執務室に着いた拓也は机の上に買った3冊の本を広げ、一冊を取る。

他の本を後ろの本棚に仕舞い読書を始める


数ページ読んだところでドアが鳴る


長門

「拓也、いるか?」


そーっとドアを開けて入ってきたのは長門だった


拓也

「どうした?」


長門

「すこし用があってな。・・・ん?読書か?」


拓也

「そ、今日すること少なかったし早く終わらせて本屋に行ってきたんだ」


長門

「(それで日中見なかったのか)」


拓也

「それで用ってなんだ?装備に不具合でもあったか?」


長門

「いや・・・そうでは無くてだな・・・その・・・これなんだが!」


そう言って苦労して作った生チョコを突き出す


拓也

「これって・・・」


長門

「そうだ。き、今日がバレンタインらしくてな!その・・作ってみたんだ。初めてで手間取ったが何とかなった」


拓也

「・・・・・・」


固まったまま動かない


長門

「ど、どうした」


拓也

「い、いや。貰えると思ってなくて・・驚いた。ありがとう、もらっておくよ」


長門

「ま、また感想を聞かせてくれ!」


そう言い残すと猛ダッシュで執務室を出て行った


それと同時に一人、入れ違いで入ってきた


那奈

「(長門、無事渡したみたいだな)拓也ー」


拓也

「あぁ、那奈さん」


那奈

「その机のは?」


拓也

「あぁ!これは長門から貰った物で!」


那奈

「知っているよ」  


拓也

「へ?」


那奈

「気の抜ける声を出すんじゃない。ほら、私からもだ」


拓也

「・・・・いいんですか?」


那奈

「何を驚いているんだ。私らの仲じゃないか」


拓也

「あ、ありがとうございます!」


那奈

「あぁ、それじゃあな。これから機体の塗装が始まるんだ。行ってくるよ」


拓也

「はい、ありがとうございました!」


部屋を出て後ろ手にドアを閉める


那奈

「(・・・・何が『私らの仲』だ!!正直に言えよ・・・まだまだだな・・・)」


少し肩を落としながら。機体格納庫へと向った




その後、味の方はというと。


那奈は料理慣れしているだけあってそれなりの物だったが、長門のは固めすぎたのか、生チョコにしては硬かった。が、チョコとしては申し分ないものだった





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