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第18話 あの光



米大統領

「作戦コード 『CRIB』を発動。実行段階へ移行」


技術者

「了解。TITAN起動。ハッキングを開始。・・・・・・・発射まで2分」



中国 瀋陽基地


陸兵

「~~♪。ん?なんだ?・・・・・し、小隊長!!」


少尉

「どうした」


陸兵

「はい、DF-21、5基が勝手に起動。現在攻撃座標設定中!!」


少尉

「は?何かの間違いだろ。もう一度確認しろ」


陸兵

「何回もしました!結果変わりません!・・・・座標確定・・・全弾頭日本各地、軍事基地へ!!だめです!自爆コード認識しません!書き換えられました!止めれません!発射まで1分っ」


少尉

「なんだと!?あぁくそっ!、政府へ連絡!日本へ伝えろ!!今攻撃なんかしたら確実にやられる!こうなったら撃墜だ!発射後すぐ撃墜だ」


陸兵

「・・・だめです、小隊長・・・ミサイル兵器、海軍は壊滅状態です・・・」


少尉の顔が青ざめる・・・


そのころ、日本では、


日本 中央防衛局 航空宇宙防衛作戦室


天照通信員

「天照より、ハッキングを探知」


室長

「日本へか?」


天照通信員

「いえ、中国が受けてます。これは・・・核です!中国の核がハッキングを!すでに発射シーケンスに入ってます!」


室長

「なに?目標座標の特定急げ。それとハッキング元の特定。総理、陸海空軍へ連絡。警戒態勢へ移行」


そう言った時。作戦室のドアが勢いよく開く



香川総理

「中国政府から連絡が入った。中国の核が外部からのハッキングを受けたと言っている。目標は日本だ」


室長

「総理!今伝えようとしていました。現在座標の特定を・・・て日本!?」


香川総理

「そうだ。奴らの事だ、ハッキングなどは言い訳で日本に報復攻撃を仕掛ける気だ」


天照通信員

「総理、それは違います。発射しようとしているのはコイツらです」


そういうと前の大画面にとある研究室のような場所が移る

そこのは9人ほどの外国人が映っていた。そして背後には『TITAN』の文字が入った大きな箱のようなものが多数確認できた。


天照通信員

「これは今現在の映像です。天照がこの部屋の監視カメラをハッキングしています」


香川総理

「こいつは・・・・アメリカ大統領・・・・?」


天照

「そう。この部屋がある建物はテネシー州のオークリッジ国立研究所だ。そして後ろのは世界2位を誇るスパコン『TITAN』だ。あ、私があるから3位になるのか」


香川総理

「テネシー・・するとハッキングをしたのはアメリカ・・・・なのか?」


天照

「そうなるな。ついでにこれも聞くといい」


そう天照が言うと映像はそのままに音声だけが変わる




米国防長官

『調べていたことですが、日本国内で反米感情が出てきている。と調査結果にでています。それに加え急な軍拡・・・考えられるのは一つ・・・・』


米大統領

『なんだ・・・・?』


米国防長官

『70年越しの報復・・・・大統領。日本から軍を引いたのは間違いかもしれません』


米大統領

『バカな!そんなはずがない。いくら奴らの戦力が強化されたからって、我が軍が本気を出せば太平洋すら渡れんぞ!』


米国防長官

『大統領、先日の戦艦の話は聞いていますよね』


米大統領

『あぁ、聞いているが。それがどうした』


米国防長官

『あの戦艦1隻で、我が第7艦隊と同等にやりあえる戦闘力を持っています。そしてその戦艦があと11隻もいます・・・・・』




天照

「今のは米大統領と国防長官の会話だ。ここから推測されるものは・・・分かるでしょう。総理」


香川総理

「先手必勝・・・・先制攻撃・・・アメリカめ・・・」


天照通信員

「中国のミサイル発射!!弾着まで12分!」


香川総理

「と、とりあえず今は迎撃に専念するんだ!!」




横須賀海軍基地



拓也

「みんな!総理から連絡は来ているな。日本海軍各員、各艦艇へ通達全力を持って・・・・・核を落とせえぇぇぇぇぇぇ!!!」


そう言い放つと静かにマイクを切る



拓也

「長門、陸奥。二人が先導して迎撃してくれ。頼む。」


長門と陸奥に向かって深々と頭を下げる


長門

「拓也、顔を上げてくれ。頼まれなくてもやるさ。同じ大切な祖国、日本が核とやらに攻撃されてるんだろう?守ってみせるさ、なぁ陸奥」


陸奥

「えぇ、当たり前です。拓也さん」


拓也

「・・ありがとう・・・良い艦達の司令になれて嬉しいよ」


そういい涙ぐむ


陸奥

「泣かないで、良い男が台無しです。日本男児たるものいつ如何なる時も凛としているべきですよ!」


長門

「そうとなれば、さっさとやるぞ!全艦!目を空へ向けろ!何としても落とせぇぇ!!」


陸奥

「呉の五十鈴から!目標捕捉!数5!」


長門

「たった5個か、余裕だな」


拓也

「確か発射されたのはDF-21だったな。だとするとMIRV・・・長門!気をつけろ5個じゃない!15個だ!」


陸奥

「五十鈴より!目標分裂!数15に増加!あの速さでこの数は流石に厳しいわね・・」


長門

「やるだけやるぞ!!全艦!全力発射ぁぁぁぁぁぁぁ!!」


日本各地から空へ向け光の筋があがる・・・その後に複数の爆発が起きる


長門

「何個やった!?」


陸奥

「6個!あと9!」


長門

「ミサイルじゃぎりぎり間に合うかどうか・・・・主砲蓄電まだ終わらんのか!」


陸奥

「着弾まで50秒!」


長門

「主砲蓄電完了。第2射、撃てぇぇぇぇ!!」


陸奥

「だめっ!2個残った、間に合わないっ!!」


陸奥がそういった瞬間、拓也たちの目はまばゆい光に覆われていた




中央防衛局 航空宇宙防衛作戦室


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



香川総理

「この振動・・・迎撃失敗か?・・・・な、何発落ちた!?」


天照通信員

「分かりません!天照との通信途絶。すぐ回復させます!」


香川総理

「地上はどうなっている・・・・そうだ、国民は、国民はどうなった・・・?」


天照通信員

「通信回復!天照より、2回の核爆発を観測。場所は・・・東京と。ひ、広島です・・・・」


香川総理

「国民は・・・。国民はジオフロントへの退避は完了していたのか?」


通信員

「関東ジオフロントより通達。都民は半数以上を収容。残りはどうか・・・。中国ジオフロントより。広島県民は大半が搬送途中だったそうです・・・・・」


香川総理

「・・・・・・・・。」


作戦室の全員が唖然とする。動けない。事実を受け入れられない・・・いや、今起きていることが理解出来ないでいた


香川総理

「あ、天照。これをしたのは・・どこの野郎だ・・・」


天照

「アメリカ合衆国です。日本より東に位置し、イギリスの北米植民地が1776年7月4日に独立を宣言して成立した国家で――――」


香川総理

「もういい!!・・・・・」


そう言い、作戦室を出て行く


香川総理

「アメリカとTV会談の準備だ。こんなことした生き物の顔を見たい。拒否しても天照を使え」


総理補佐

「かしこまりました」




横須賀海軍基地


一瞬の閃光からようやく視力が戻り、薄っすらと視界に色彩が戻ってくる


拓也

「ってぇ。落ちたのか・・・・どこに」


長門の艦橋から身を乗り出しあたりを見回す。当然、核爆発だ。すぐに見つかった


拓也

「あっちって・・・・東京だよな・・・・なんもないぞ・・」


そして後ろからか弱い女性の声が聞こえる


長門

「あれは・・・この光景、この風、さっきの光。どこかで・・・・あ・・演習の・・・違う・・・・・・もっと前・・・・・・・・・・海の上・・・酒匂がいる・・・・ビキニ環礁・・・・・・・・た、拓也・・・・核って何なんだ・・・・」


拓也

「人間の探究心と戦争が生み出した悪魔の兵器だよ・・・・・言い換えると・・・原爆だ」


長門

「げ・・・ん・・ば・・く・・・・・あの日か・・・あれと同じものかぁ!」



そう長門が咆えると戦艦長門全体に高音が鳴り響き、各所が変形を始める


拓也

「堕艦・・・長門落ち着け!!堕ちるんじゃない!自分を強く持て!!」


長門

「許さん・・・許さん・・許さん許さん許さん・・・酒匂を沈めた兵器。我が祖国に落とされた兵器。アメリカ・・・・・そうだ。アメリカだ。滅ぼす。絶対にだ・・・・・」


拓也

「自分を見失うな!次は誰も沈まない!沈ませない!だから頼む、戻ってきてくれ!長門ぉぉぉぉぉぉ!!」






――――――――――――――――


長門

「暗いな。どこだここは・・・・・ッ!」


長門の脳裏に様々なビジョンが次々と浮かんでは消えていく


長門

「うぅ!・・・あぁ、これは戦時の私か・・・・懐かしいな・・・・・陸奥もいるな・・・・おぉ、大和か。流石にでかいな・・・・・そういえば、連合艦隊旗艦が私から大和に変わる時に大喧嘩したな・・・・いい思い出だ」


思い出にふけっていると視界の上の方で何かが光る。その光は次第に大きくなる


長門

「暖かい光だ気持ちいいな・・・・・ん?これは・・声か?誰の・・・・」


???

「・・・!!・・・・と!!・・・・な・・ぉ!!なが・・・・!!な・・ぁと・・!長門ぉぉ!!」


―――――――――――――――



長門

「ッ!?」


拓也

「長門!!しっかりしろ!」


長門

「たく・・・・や・・・?」


拓也

「長門!?俺が分かるのか?分かるんだな!?」


長門

「何を言っている拓也は拓也だr・・・そうか・・・・私ともあろう者が。堕ちかけるとわな・・・・・」


拓也

「よかった、よかった。戻ったんだな?」


長門

「あぁ・・・心配かけてすまなかったな。もう大丈夫だ。すまないが立たせてくれるか?」



中央防衛局 会議室


そこに煌々と輝くモニターと香川総理が向かい合って座っていた



香川総理

「やあ、大統領」


米大統領

「やぁ。見たよ衛星からの映像で。中国への報復を希望かな?」


香川総理

「大統領。人間とはどんな顔をしている生き物だ?」


米大統領

「ん?そりゃあ、私や香川総理のような顔だよ」


香川総理

「そうだな。それじゃあ、何故あなたはその人間という生き物と同じ顔をしているんだ?」


米大統領

「そりゃ私も人間だからな」


香川総理

「旧約聖書にこんな言葉があるよな。『目には目を歯には歯を』意味は自分が害を受けたら、その害を受けた同じ方法で復讐することの例えだ。日本は5度の核攻撃を受けた」


米大統領

「待ってくれ、何を言ったいるんだ?それに今回は2発受けた。4度目だろう?」


香川は驚いた。このモニターに映っている生き物は、自分が、自分の国がやったことを顔色一つ変えずに言った。それも被害国に向かってだ


香川総理

「いや、5度目だ。長門達の分が抜けている」


米大統領

「長門?・・・・あぁ。戦艦のか。あの船の記録には驚かされた」


香川総理

「目には目を歯には歯を。今回の出来事に言い換えると、核には核を国民の死には国民の死を、になる。だが我々日本は核兵器と呼ばれるものは、あいにく持ち合わせていない」


米大統領

「そうだな。だから我が合衆国の圧倒的な力を借りたいのだろう?」


香川総理

「敵に報復攻撃を実行するのに、何故敵の核を使うんだ?まぁ核をその場で爆発させて自爆してくれるとゆうのなら我々の手は汚さなくて済むのだから、楽だがな」


米大統領

「な、何を言っているんだ?中国に攻撃するのだろう?」



明らかに焦った。目が泳いだ。目を合わせようとしない。確定した。



香川総理

「我々は核ではないにしろ、十分核に匹敵する兵器を持っている。今はもう前のような弱腰の日本じゃない。自分で報復攻撃ぐらい出来る。我が祖国70年前の英霊達と今回の核攻撃の被害者達・・・・。さぁ、始めようじゃないか。弔い合戦だ」







後日、人物紹介の回に、新たに施設紹介やその他の設定などを加えます

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