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第13話 不穏





北朝鮮の1連の騒動から1ヶ月が経ち、世の中も平穏を取り戻しつつあった。

その間に日本海軍は艦艇の改修を終え配備が完了。艦載機もそれぞれ揃ってきている。空軍は心神の配備を完了し、十勝・那覇両基地の建設、富嶽の配備も終わり戦略空軍も本格始動を始めていた。陸軍も難航していたエンジンを何とか実用レベルにまで引き上げていた。




米大統領府


米大統領

「君が第七艦隊司令かね。では演習を含め今回得た情報を聞かせたまえ」


艦隊司令

「はい。まずは性能面ですが、現代の艦艇を凌駕するものと思われます。確かに姿形はWW2の艦艇のままですが、船体をスキャンしたところ内部構造がまるで違います。それにあわせ乗員が異常な程少ないです。確か十数名しかいませんでした。新たなシステムを開発したと考えるのが妥当でしょう。次に、これは北のミサイル迎撃の際の戦艦長門の主砲発射の映像です」


米大統領

「ほう...主砲で迎撃とな...」


艦隊司令

「はい。この主砲発射の際の光ですが、かなりの電力の放電が原因と思われることから、日本はレールガンの開発に成功し、その電力を補える供給源を持っていることがわかります」


米大統領

「しかし、韓国との対戦で大和と武蔵はレールガンではなく、通常の砲撃をしたと報告を受けた。それについてはどう説明する」


艦隊司令

「韓国との対戦は、あの艦艇を日本が受け入れてすぐでした。そして今回は受け入れからかなりの時間が経っている。なので恐らく、海戦終了後、全艦艇かは分かりませんが近代化改修を施したものと思われます。それに加え、かなり不鮮明ですが日本の各軍港に空母とおぼしき物が写りました。我が国の就役予定のジェラルド・R・フォード級より巨大なものです。現在9隻確認しました」


米大統領

「日本め...なにを考えている...」



日本 横須賀海軍基地 総司令執務室



長門

「―――以上で報告を終了する」


拓也

「よく頑張ったな。実戦...とまではいかないが戦闘は出来たな」


長門

「そうだな、しかし電磁投射砲とやらはすごいな。前みたいな爆音も無いし衝撃も無い、だが少しビリビリした」


頬をぷっくり膨らませながら言う


拓也

「(あの電力量で、ビリビリで済むのか...流石戦艦ってことなのか?)EMPの影響は無いか?防壁を展開したにしろ、もろに浴びただろ?」


長門

「いや、特に以上はない」


拓也

「そうか。まぁ、念のため点検を受けとけよ。そういや明日は佐世保の試験航海の日だったな」


長門

「佐世保か。確か伊勢と日向がいる所だったか」


拓也

「戦艦はその2人だな。沖縄近海を周回するらしい」



翌日



佐世保海軍基地 基地司令執務室


司令補佐

「いよいよ今日ですね。それと本部より中国海軍に動きあり注意されたし、とのことです」


司令

「そうか、まあいつもの脅しだろう。準備したまえ」



佐世保海軍基地内 岸壁


伊勢

「んーーーー!やっと海に出られるね日向!」


岸壁の端に立ち伸びをする


日向

「ん、そうだね...」


伊勢

「日向ー、もっとシャキッとしなよ。やっと改修も終わってお姉ちゃんは元気いっぱいなのだよ!?」


日向

「ん...そうだね」


ムキーー!!と伊勢がじたばたする様子に日向は少し微笑む






新たに伊勢・日向登場です。伊勢は元気いっぱいのお転婆娘で、日向は引っ込み思案の妹です。でも姉である伊勢のことは大好き。って感じです。


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