第12話 対応
今回はかなり短めです。すぐ次話を更新予定です。
以下は、先の日米合同軍事演習の際に起きた、北朝鮮による日米両艦隊への核攻撃に対する各国の対応である。
アメリカ
米軍は、全面攻撃を提案したが米政府が拒否。近頃は米経済が衰退していたこともあり、無駄な戦火の拡大を政府は防ぎたかった為の決定と思われる。日本から撤退してしまい、おまけに日米安保も無い今、米国がアジアで覇権を振るえることはもう無いと思ってもいいだろう。
日本
朝鮮半島近海を海上封鎖。十勝基地から発進する、富嶽4機による上空待機。これは北に不穏な動きがあり次第、攻撃、殲滅するためである。直接北朝鮮に手を振るうことは無かったが、いざとなれば北朝鮮は焦土となるのは誰に目から見ても明白だろう。それに加え在日韓国人及び、朝鮮国籍の者を自国へ強制送還。日本本土から朝鮮半島人はいなくなった。
ロシア
関与の疑いもあることからか、発表は無かった。
中国
北朝鮮への経済制裁に加え、警戒のため国境に軍を集結させ厳戒態勢をとっている。
韓国
こちらも国境へ戦力を集中。海上戦力は日本との交戦により壊滅状態にある。が最大限の数を配置。
各国の警戒態勢は2週間程度で解かれた。
その2週間のうちに北朝鮮から声明があった。その内容は、核弾頭搭載弾頭ミサイルに実験を行った。着弾地点が偶然演習海域だっただけだ。である。これには流石の日本も少しキレる。次、核実験またはミサイル実験を詳細を明かさず実行し、我が日本国に被害が出た場合、宣戦布告したものとみなし全面攻撃を断行する。と発表し国防費を日本史上初5%へ上げることが決定した。
丁度この頃、海軍の全艦艇の近代化改修が終了。戦力が自衛隊時の護衛艦から新日本海軍独立機動艦隊艦艇へと移った。不要になった艦艇は武装解除、レーダー、火器管制システム、その他軍艦としての機器、機能を撤去。その後、主に台湾や、その他同盟国へ輸出。(潜水艦は例外)




