表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/49

第11話 日米海上合同軍事演習

すいません!かなり遅くなりました!



副総理

「総理、なぜこのようなことを?」


香川総理

「ん?牽制の意味を込めてだよ。最近うるさいからね。米政府の中で1回だけだが、日本の対話無視に対し、武力を行使するなんて案があがったらしい。だから少し黙ってもらう為にも海軍を送る」


副総理

「ですが、なぜこのような時期に...北朝鮮のこともありますし」


香川総理

「北朝鮮?あぁ、ミサイル問題か。そちらの対応は決まっている」



軍事演習前日


横須賀海軍基地


拓也

「皆、聞いてくれ。いよいよ明日は軍事演習当日だ。だが北朝鮮の方にも対応しなくちゃいけない。よって演習に行く乗組員は必要最低限とする。なお空母は艦載機の配備が終わってないため不参加とする。参加艦艇、日程は配った資料に載っている各自目を通しておくように。出発時間は今日の24時だ。解散」


日本海軍参加艦艇


横須賀海軍基地から


長門、陸奥、妙高、那智、足柄、羽黒、阿賀野、能代、駆逐艦10隻


呉海軍基地から


最上、三隈、長良、五十鈴、名取、駆逐艦5隻。



米海軍からは第7艦隊戦闘部隊、水上戦部隊に加え、最新鋭ステルス駆逐艦ズムウォルトが参加する。

ズムウォルトは日本へのせめてもの抵抗だろう。



横須賀海軍基地 総司令執務室



長門

「なんで私達は初航海が演習なんだ!大和と武蔵は実践に出たと聞いたぞ!」


拓也

「まあ、落ち着いてくれ、わかったから暴れるなー!」


長門

「うぅ...だが...」


拓也

「長門ー。少し落ち着け、ほら陸奥は静かにー...」


陸奥

「(私だって実践したかった)」ブツブツ...


拓也

「(ダメじゃん!長門もそうだが、陸奥もしっかりしてるイメージがあったが...見かけによんないな)と、とりあえず!実践が無いってことは平和ってことだ。いいことだろ?それに次の演習では、この日本海軍、それと日本を代表して行くんだ。立派なことだぞー」


長門

「そ、そうだな。取り乱してすまなかった。ほら陸奥もしっかりしろ!」


拓也

「はは...あと米軍は今回の演習に新型艦をぶつけてくるらしい。そっちの情報収集も頼む。あと数時間で出発だ。北朝鮮の対応があって俺は行けないが、頑張ってこい。休んでていいぞ」


そのあと空母達からも、愚痴が入ったが、赤城、加賀を大鳳が何とか収めてその日は終わった



演習当日 真珠湾


レーダー観測員

「レーダーに艦影。日本海軍到着します」


艦隊司令

「よし、こちらも出港だ。大統領命令にあるように、強化された日本海軍の情報を集めるように各艦に再度連絡。ズムウォルト先頭で行け。アメリカ最新鋭のステルス艦だ。驚かせてやれ!」



旗艦長門 艦橋


「CICへ、米艦隊目視で確認。...あー、緊張してきた、長門今どこにいる?」


長門

「横に立っている。ほぅ...ズムウォルトだったか?いきなり新型を先頭にしているな」


「あぁ、まあアメリカさんはあれで俺達を驚かすつもりだろうが」


長門

「レーダーにはばっちり映っているぞ?」


「だろうな」


と、失笑する。拓也は来れないため、篤が変わって艦隊司令兼長門艦長となっている



第7艦隊


レーダー員

「日本海軍、見えてきました」


艦隊司令

「まて...何かの間違いだろ...な、何隻いる!?」


レーダー員

「28隻です」


艦隊司令

「いくらなんでも多すぎだ!いつに間に...」


艦長

「司令、ご存知ないのですか?日韓海戦前に日本に大艦隊が入港したことを」


艦隊司令

「知っているさ。だがWW2の時代の軍艦だろ?今更使える訳が無い」


艦長

「ではあの先頭の馬鹿でかい船はどう説明します?」


艦隊司令

「と、とりあえずコンタクトだ!」


米通信員

「は、はい!こちら第7艦隊旗艦ブルー・リッジ。応答願います」


日通信士

『こちら旗艦長門。艦長に代わります』


『長門艦長兼艦隊司令の坂本篤だ。今回はよろしくお願いします』


艦隊司令

「こちらこそよろしく、坂本艦長」



こうして日本海軍になって初の軍事演習が始まった。

期間は約1ヶ月だ。



演習も順調に進み3週間が経ったころ、長門に緊急通信が入る


拓也

「篤か!?今北朝鮮がミサイルを発射した!今までのことを考えると太平洋に着弾する確率が高い、必要なら撃墜しろ!急ですまない!今回はロシアが絡んでいる可能性が高い、十分に注意してくれ!」


「わかった。こちらでも今捕捉した。米艦隊に連絡。演習は中止、太平洋に着弾の恐れあり、ハワイに引き返すように」



旗艦ブルー・リッジ


艦隊司令

「引き返せだとっ!?演習中止は分かるが、なぜ我が第7艦隊が避難しなくちゃならん!カーティス・ウィルバーに連絡。北のミサイルを落とせ!日本に任せられるか!」



戦艦長門 CIC


長門や他の日本海軍艦艇には一応CICはあるが、基本艦魂が航行から砲撃までこなす為殆ど乗組員は必要ない。だが今回は演習が任務の為十数人だけ乗っている。



電測員

「ミサイル、日本本土上空を通過。日本に被害はありません。弾道計算急ぎます。着弾点出ました...約10分後この海域です!司令!ミサイルの撃墜を進言します!」


戦艦長門 艦橋


「そうだな。全艦に通達。これから長門に操艦を譲渡。丁度いい主砲で仕留めろ。演習で撃ってないからな。いきなり実射だ、気をつけろ」


長門

「了解した。機関発電量最大。第1主砲砲撃準備。蓄電開始...完了。第1主砲を天照システムと同期。1発で決める...」


第7艦隊 旗艦ブルー・リッジ


観測員

「艦長!長門の主砲が動いています!」


艦長

「主砲だと?奴ら艦砲でミサイルを落とすつもりなのか?やはり日本には任せられん。カーティス・ウィルバーに連絡スタンダードSM-3を使え!」


カーティス・ウィルバー CIC


火器管制官

「キネティック弾頭に座標情報を入力。発射まで10秒!」



長門

「第一主砲...てぇー!!」


空に向け一筋の閃光が走る。

が、昔のような爆音はない。バシューーンと放電の音が小さく鳴るだけだ。



カーティス・ウィルバー CIC


レーダー員

「SM-3発射中止、繰り返すSM-3発射中止!」


火器管制官

「発射中止。どうした!何があった!?」


レーダー員

「北のミサイルの反応消失、撃墜された模様」


火器管制官

「撃墜?誰が!」


通信士

「艦橋より入電、日本海軍の長門が主砲と思われるもので撃墜したそうです」


火器管制官

「なっ!?...」


戦艦長門


長門

「撃墜を確認。少し着弾がずれた、一つ残骸がでかいのがある注意しろ。必要なら...」



ピカッ



一瞬。強烈な光があたりを照らす


「なんだ!今のは!」


観測員

「核爆発を確認!EMP到達まで13秒!」


「とんだ合同演習だ!一か八かだ!各艦、電磁防壁展開!」


観測員

「EMP来ます。3..2..1..今!」



第7艦隊 旗艦ブルー・リッジ


レーダー員

「なんだ!?レーダーダウン。他の電子機器も使えません!」


艦長

「...空を見れば分かる。EMPだ。撃墜はしたが誤作動で起爆したんだろう。これは復旧に時間が掛かるな...」


戦艦長門


「各艦被害報告」


通信士

「全艦、防壁展開に成功。機器、通信ともに良好」


「よかった。演習は終了している。それに帰還命令も出ている。全艦帰投。一応第7艦隊に連絡を入れておけ」



その後、第7艦隊にも帰還命令が出され両艦隊は無事帰還。アメリカは第7艦隊司令を本土へ呼び戻し、緊急会議を開いた。撃墜には成功したものの、弾頭が核弾頭であったことから対応が急がれた。


日本はというと、警戒レベルをの5段階の内2に上げた。平常時が5なので事態の危険度が伺える。なんせ日本海を挟んだすぐ近くの国が太平洋上、しかも日本海軍の艦隊にとは言え、核攻撃を仕掛けようとしたのである。これは全面攻撃をしてもいいぐらいだが、そこは日本だ。最大限の防衛体制を敷くだけに留まった。




テストがあり、執筆時間が取れないでいました。お待ちしてくれていた方々申し訳ありません!


ご意見ご感想、ご指摘等お待ちしております!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ