時計―歯車は世界を置いて回り続ける― [二百文字]
なんだか新しい書き方です。
世界は廻る
時計のように
人は蠢く
虫けらみたく
生きる為に
息を吸い
飯を食べて
生を殺す
酷く大きな
死への足音
人はそれを
死神と呼ぶ
息を吸う程
時計は回る
悲しい時代に
生きる人達
虚しく儚く
散るがいい
神は死んだ
人が殺した
驕り高ぶり
無様に殺した
嘆くのだけは
やめたまへ
それはすでに
終わった事だ
嘆くのだけでは
前には進まぬ
せめて前に
踏み出せよ
世界が終わり
人が散る時
世界の時計は
動き出す
チクタクチクタク
音を発て
小さく小さく
小刻みに
読みにくい…
ですよね(笑)