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読まれる小説の書き方と、読者の期待に応え続けるたった一つの方法  作者: 雨宮 徹


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第37話 ブラバ率の高い小説は昔話だ!

 こんにちは、雨宮 徹です。本作では、一般的な創作論を書きつつも、私のオリジナルを混ぜて唯一無二の創作論集を目指します。第三十七回は「いかにしてブラウザバックをなくすか」です。今回はWeb小説を書く方を読者に想定しています。



◼️ブラウザバックされやすい小説



 第一話で即ブラウザバックされる小説の特徴は、空行がない、誤字脱字が多いなどです。しかし、それ以外の要素も関係します。具体例を書きましょう。



例文1


 A国。そこでは、魔法が重要視されており、魔力がない者に権利はなかった。そんなA国に一人の青年がいた。その名は、〇〇。彼には魔力はなかった。だが、A国を変革しようという固い意志があった。



例文2


「ちょっと、〇〇! 魔力なしが、この国を変えようなんて無茶よ!」と××は言った。



 どうでしょうか。例文2をいきなり冒頭には持ってこれませんが、こちらの方が自然に世界観を伝えつつも話が進んでいるかと思います。



 第一話では、会話などを中心に世界観を伝え、第二話で地の文なども使いつつ補強する。これが良いのではないでしょうか。地の説明文から始まる小説は、CMから始まるテレビ番組に似ています。テレビ番組の場合は早送りできますが、ネット小説の場合は、読まれることなくブラウザバックです。



 もう一つ地の文から始まる話の具体例を挙げましょう。



例文1


 昔々あるところにお爺さんとお婆さんがいました。お爺さんは芝刈りに、お婆さんは……



例文2


「お爺さん、お婆さん。鬼退治に行ってきます」桃太郎は、陣羽織を着ながら言った。



 昔話は状況説明から入ります。これは、昔話には、あらすじがないので自然なことです。では、これをネット小説として投稿するのはどうか。おそらく、反応は良くないでしょう。例文2のように、引きが強い場面から入り、第二話でお爺さん達の境遇を自然に描写する方がブラウザバック率が下がると考えます。



 もちろん、すべての作者に共通するわけではありません。地の文から始まってもヒット作を書ける方はいます。ただ、それは限られた人のみ。やはり、一般論としては、引きが強い場面から始めるのが良いでしょう。



◼️備考欄:この創作論はブラウザバックされていないだろうか。創作論の質を維持しつつブラウザバックされないためには、どうすればいいか。読者の期待に応えるのに加え、ブラウザバックされないという課題が加わった。読者の期待に応える。読者の期待に応える。読者の期待に応える。

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