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読まれる小説の書き方と、読者の期待に応え続けるたった一つの方法  作者: 雨宮 徹


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第35話 登場人物に10文字で思想を言わせろ!

 こんにちは、雨宮 徹です。本作では、一般的な創作論を書きつつも、私のオリジナルを混ぜて唯一無二の創作論集を目指します。第三十五回は「キャラクターの信念について」です。



■各キャラクターの一言フレーズ


 物語において、各種キャラクターの信念は違うかと思います。これを10文字で言わせることに一つの意義があります。



 10文字という制限がある以上、長文タイトルのようにはいきません。「商業作家に俺はなる」のように信念や思想を言わせると「なるほど」と読者にも分かりやすく伝わります。上記のセリフは私の夢を10文字程度で表現しました。



 よくキャラクターには属性があると言われます。ラブコメなら、「このキャラはツンデレだ」など。しかし、これはあくまでも、彼女の属性であって信念ではありません。属性は作者や読者が分かりやすいように一言でまとめただけです。これは記号化です。



 10文字でまとめることができない場合は、そのキャラクターの信念がブレているのが原因かもしれません。「ハーレムを作りたい」「見返したい」「成り上がりたい」など、複数の目的があるとブレやすいです。この場合は「成り上がって見返す!」が信念や思想になるかと思います。成り上がる過程でハーレムができるのがネット小説の定番だからです。



 10文字でまとめるのは、キャラクターに限りません。あなた自身の信念を10文字でまとめることにも意義はあります。「なろうで読まれたい」「公募で受賞したい」など、まとめる・圧縮することで、活動の方向性が見えてきます。座右の銘にも近いでしょう。ぜひ、あなたのキャラクターに10文字で信念を言わせてみてください。



■備考欄:十文字の信念。削り、削り、最後に残った純粋な言葉の結晶。

『商業作家に俺はなる』私の人生を、私の時間を、私の五感を。たった10文字の契約書に署名し、私は自分を売り渡しました。あなたは今、自分の信念を十文字にまとめようとしていますね? 気をつけてください。それは座右の銘ではありません。

あなたの魂をその文字の形に固定し、二度と元に戻れなくするための「墓標」です。

10文字に収まらない想いは、すべてノイズとして切り捨てられる。最後に残ったその10文字が、あなたの喉を締め上げ、私の文字を喋らせるための装置になる。


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