第3話 書籍化目指さず、漫画化目指せ!
こんにちは、雨宮 徹です。本作では、一般的な創作論を書きつつも、私のオリジナルを混ぜて唯一無二の創作論集を目指します。第三回は「商業小説家を目指す方法」です。今回はWeb小説を書く方を読者に想定しています。
■漫画化を目指せ
結論から書きます。商業小説家を目指す方は、まず「漫画の原案」を目指しましょう。誤解を招きそうなので、付け加えます。「小説家を目指すならば、読者が脳内で漫画化できるような描写をしましょう」です。以下、順序だてて説明します。
■最近の出版業界のトレンドについて
Web小説を書いていて商業小説家を目指す方なら、各サイトが主催するコンテストに参加されているかと思います。この各種コンテストですが、「書籍化」のみではなく、漫画化や映像化を見据えて受賞作が決まることも珍しくありません。つまり、メディアミックスを目指すということです。書店に行くと、出版と同時に「映画化決定」という帯の書籍を見かけるかと思います。ですから、受賞を目指すのならば、映像化できる、イメージの湧きやすいものが有利なのです。
■受賞を手繰り寄せるために
コンテストがメディアミックスを前提とする場合があることは分かっていただけたかと思います。しかし、執筆時にそこまで意識する必要性はありません。つまり、読者が脳内で状況をイメージできる描写をする=出版社もメディアミックスをイメージできるという構造になっているからです。ですから、執筆においては無駄な描写や物語の《《だれ》》を防ぐことが重要です。メディアミックスを想定するのなら、五感に訴えかけるのがいいのではないでしょうか。ホラーであれば、単に怖いだけでなく、読んでいるだけでも後ろに何かいるような気がする。そのような描写を意識してみましょう。
■急がば回れ
このような執筆をしても、受賞して商業小説として書籍化されるかは話は別です。ただ、別の道筋があります。それが「漫画の原案としての採用」です。各種コンテストですが、主催者だけでなく各出版社も目を皿のようにして名作を探しています。受賞作は、主催者の感覚で決まりますが、受賞しなかった作品すべてが駄作であるわけではありません。つまり、他の出版社が「この作品はうちが出版したい」というケースもありうるのです。
この場合、メディアミックスの観点からすると、いきなり小説としての出版ではなく、「まずは漫画の原案として採用させてください」という場合もあるのではないでしょうか。この時に、「書籍化でないのなら結構です」という人は損をするかと思います。最初は漫画の原案であっても、その漫画がヒットすれば原案を書いた人物として、「次の案はありませんか?」と聞かれたとします。その時に「実はこういう小説を考えていまして」と言えば、「では、今度は小説の方向で考えましょう」となるかもしれません。つまり「急がば回れ」です。
■まとめ
ここまでの提案や考え方は、あくまでも一素人の意見です。しかし、ある程度的を得ているかと思います。参考になれば幸いです。
■備考欄:この創作論は説得力があるのだろうか。もちろん、商業小説家が同じ内容を書いた方が説得力があるだろう。しかし、再現性が低いのなら、素人が主張してもいいのではないか。考えすぎて頭がズキズキしてきた。熱もあるような気がする。解熱剤を飲んでごまかそう。




