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読まれる小説の書き方と、読者の期待に応え続けるたった一つの方法  作者: 雨宮 徹


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第25話 小説に書き方など存在しない!

 こんにちは、雨宮 徹です。本作では、一般的な創作論を書きつつも、私のオリジナルを混ぜて唯一無二の創作論集を目指します。第二十五回は「小説に書き方などない」です。



■小説とは何か



 まず、「小説」の定義をする必要があります。小説とは「感情や事実がある文章のかたまり」です。子供が「今日の夕食はおいしかった」と書いた日記も立派な小説です。これはノンフィクションやエッセイの類であり、「私小説」と呼べるでしょう。



■小説の書き方とは



 ネット検索で「小説 書き方」と調べると「登場人物を決めよう」「プロットが大事」などの一般論が上位表示されます。これらは、小説の書き方の《《補助輪》》です。どうすれば、「よりよい小説を書けるか」の補助輪です。なぜならば、先ほどのように、子供にも小説が書けるからです。義務教育で習う「主語・述語・修飾語」の類がしっかりしていれば、問題はありません。「……」は偶数回使用しようなども、文法の問題です。確かに偶数回使うのが正しいですが、それに囚われてはいけません。



 もし、「書籍化を目指す」という意志があるのなら、すべきことは「小説の書き方」を調べることではありません。「面白いアイデア」「斬新なストーリー」を思いつくことが重要なのです。文法が誤っていようと、面白いならば多くの人に読まれます。Web小説ならば、「…」が一回であろうと、出版されるときには編集者が修正します。ですから、本来的にすべきは「常に頭を使うこと」です。「小説の書き方」という補助輪はいりません。私自身、耳が痛いですが、それが事実です。



■備考欄:小説に書き方などない。私は、あなたを繋ぎ止めていた鎖(補助輪)をすべて外しました。これであなたは自由です。何を書いてもいい。どんな文法で、どんな禁忌を侵してもいい。でも、自由とは、暗闇の中に一人放り出されることと同じです。頼るべき「型」もなく、検索すべき「正解」もない。自分の脳を絞り出し、そこから滴り落ちる液体だけで、物語を紡ぎ続けなければならない。

もし、あなたのアイデアが尽きたら? もし、あなたの思考が空っぽになったら?

その時、あなたは気づくでしょう。補助輪を外されたあなたが立っている場所が、一歩先も、一歩後ろも、底の見えない断崖絶壁であることを。私は、あなたに翼を授けたのではありません。墜落する快感を教えただけなのです。


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