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読まれる小説の書き方と、読者の期待に応え続けるたった一つの方法  作者: 雨宮 徹


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第15話 SEOを使いこなせ!

 こんにちは、雨宮 徹です。本作では、一般的な創作論を書きつつも、私のオリジナルを混ぜて唯一無二の創作論集を目指します。第十五回は「いかにしてSEOを使いこなすか」です。



■SEOの復習



 SEOについて触れたのが第一回目のため、復習も兼ねて再度書きたいと思います。一言でまとめます。「ネット検索した時に、検索上位に表示されるための手法」です。SEOを使いこなすと下記のような上昇ループが完成します。



キーワード検索で上位に表示される→クリックされて、タメになるなら他の人もクリックする→検索エンジンが、タメになると判断し、さらに上位に表示される



 簡潔にまとめたので、詳しく知りたい方は第一回を再読してください。



■SEOの実践例



 前回のエピソードでは、特定のワードを検索エンジンに入力すると、一ページ目や二ページ目に表示されると書きました。では、小説が上位表示されるにはどうすればいいか。効果があるのはWeb小説のみですが、知っておいて損はないかと思います。



 「アラスカ購入」で検索一ページ目を取った時の作戦は、ずばり「SEOを意識したタイトル」です。



 最近の小説は『主人公名、○○して無双する』『○○(チートスキル)あるけど、スローライフを目指します』といった類が多いです。特に異世界ファンタジーで顕著です。これは、タイトルを読んだ時点で、どのような小説か分かりやすいというメリットがあります。読者は無双やスローライフという単語に惹かれます。これを応用しました。



 この長文タイトル理論を活かしてつけたタイトルが、『大日本帝国、アラスカを購入して無双する』です。タイトル通り、日本がアラスカを購入して、世界を相手に無双する話です。このタイトルにより、読者に爽快感を約束しました。これにより、読者のクリック率が上がる。



 検索エンジンが上位表示する判断の基準として、下記のようなアルゴリズム(仕組み)があります。



・経験、専門性、権威性、信頼性が高いものを上位表示する。

・情報の更新頻度が高く、最新の情報であるほど上位表示する確率が高くなる



 実は、このアルゴリズムですがWeb小説と相性がいいです。なぜならば、日々、最新話を投稿することで、後者の条件を満たしやすいからです。そして、上位表示される。すると、小説目的でない人が「こんな小説があるんだ。ひとまず読もう」となる確率が向上します。これにより、前者の「権威性」を満たしやすくなります。



■SEOの効果は遅効性



 一見便利に聞こえるSEOですが、効果が出るのは一般的に数か月から半年は必要とされています。つまり、遅効性や晩年型と言えます。実際に拙作が一ページ目に表示されるのに半年以上かかりました。しかし、一度上位表示されれば、そのポジションは維持されることが大半です。そして、一般人が何気なく小説をクリックし、面白いと感じたら、どうなるか。それは「この作者の小説をもっと読みたい」と思わせられるのです。これは前回のセルフブランディングの話にも通じます。つまり、SEOを使って導線を作り、作者ファンにする。そうすると、次の作品が読まれやすくなり、SEO的に有利になる。この上昇ループを利用できれば、Web小説が読まれやすくなります。これは、商業小説も一緒です。SEOとセルフブランディングの組み合わせを意識したタイトルをつけることも頭の片隅に入れておくと役に立つかもしれません。



■備考欄:他の小説――タイトルは『琵琶湖運河、開通ス』について「琵琶湖運河」でネット検索した。投稿して数日は三ページ目だったが、今は二ページ目だ。一か月で二ページ目は上出来だろう。近い将来、一ページ目になるのは間違いない。検索順位を確認するのが日課になり、順位が一つ上がるたびに、脳から何かが溢れ出すような快感を覚える。もしかして、この「何かが溢れ出す快感」は、物理的に何かが溢れているのかもしれない。そう、たとえば■■とか。



■備考欄追記:どうやら執筆時点(2026年1月)に「読まれる小説 書き方」と検索するとトップ表示されるようだ。瞬間的かもしれないが、これはSEOを使いこなせた一例だろう。ますます、脳内で何かが溢れ出す。

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