表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
読まれる小説の書き方と、読者の期待に応え続けるたった一つの方法  作者: 雨宮 徹


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/49

第12話 小説仲間とは、適切な距離を維持せよ!

 こんにちは、雨宮 徹です。本作では、一般的な創作論を書きつつも、私のオリジナルを混ぜて唯一無二の創作論集を目指します。第十二回は「小説仲間との距離感について」です。



■小説家なら仲間とは適切な距離感を



 商業にせよWebにせよ、小説を書いているのならば、小説仲間とは適切な距離感を保つべきです。なぜか。距離感の維持に失敗すると、「馴れ合い」という弊害が生まれるからです。



■コミュニティーへの参加は「馴れ合い」への第一歩



 小説家というものは書き上げた小説がどう評価されるか気になり、場合によっては世に出さずに自分の胸の中にしまう人もいるかもしれません。駄作だと言われるのを恐れてです。しかし、それはもったいない。せっかく書いたのなら、小説投稿サイトへ投稿することをおすすめします。批評が苦手な人はコメント機能をオフにすれば傷つかないし、少なくとも誰かの目には触れます。名作が世に出ないのはもったいないです。



 そうは言っても、誰かに評価してもらい改善したい場合もあるでしょう。その時は、家族や知人、友人に頼る方が多いかもしれません。それ以外の方法として候補に挙がるのが「小説投稿サイトのコミュニティーへの参加」です。



 コミュニティーへの参加とは、お互いに接点がない人同士の交流を意味します。少なくとも、プライベートで付き合いがある人ではないでしょう。顔はもちろん、それぞれのバックボーンも分からない。そんな中で交流をするのですから、相手を傷つけないように細心の注意を払います。



 すると、当たり障りのないコメント・意見しか言えなくなります。つまり、コミュニティーに参加しても有益とは限らないのです。作品を褒めることはあっても、改善点を指摘することはない。これは「馴れ合い」です。Web小説サイトによっては「辛口評価前提で読みます」という方がいるので、そういった人を頼るのが一番良いでしょう。



■「馴れ合い」は評価をゆがめる



 コミュニティーにどっぷりつかる前に抜けることをお勧めしたいですが、一度関係性ができると、なかなか縁を切るのは難しい。そして、「馴れ合い」が当然だと思うと感覚が鈍くなります。つまり、周りが褒めるばかりなので、自分は天才であると勘違いする。これだけであれば、かわいい方です。しかし、もっと恐ろしいのは「馴れ合い」による「相互評価」なのです。



■コミュニティー内でのギブアンドテイク



 Web小説投稿サイトが主催するコンテストには、足切りなどが存在するケースもあります。作品が評価されなければ、それだけで中間選考を突破できない。ゆえに、コミュニティー内で評価しあう「相互評価」が常態化するのです。



 しかし、よく考えてください。中間選考を突破したとして、書籍化されるのは編集者の目に留まった作品だけです。「中間選考突破=書籍化」ではない。ここを間違えてはいけません。コンテストによっては選考委員が「これは!」と思えば拾われる制度もあります。「相互評価」をする前に、よく考えましょう。



■「相互評価」の成れの果て



 コンテストでの「相互評価」に留まらず、おそろしい考えを持つ人をたまに見かけます。それは、「Aというサイトでコミュニティー形成し、Bというサイトでの評価を依頼する」というものです。たとえば、サイトAでのコミュニティーを形成したのちに、別サイトで新作を投稿した時に「こちらの作品を評価してください」と依頼して回る。「馴れ合い」が発生したコミュニティーでは、協力しないと迫害されます。そのため、次に自分が頼むときのために他者へ協力するのです。



 「評価依頼」をすれば、別サイトでランキング上位に行くでしょう。ですが、それは偽りの評価です。そのようにしてランキングを駆け上がり、果たして何が得られるのでしょうか。その先に書籍化が待っているわけではありません。



■強制的にコミュニティーへ参加させる



 ここまでは、自らコミュニティーに参加した場合の話でした。今度は、意図せずコミュニティーに参加してしまった場合の話です。



 たとえば、書籍の販売の告知やWeb小説の更新をした時に、SNSで「いいね」がつくこともあるかと思います。一見、ポジティブに見えますが、罠があります。つまり、「いいね」は「私がいいねしたから、あなたも私の作品を拡散してね」という、無言の圧力が含まれている場合があるからです。全部が全部ではありませんが、そういう方もいます。ピュアな人ほど、「自分もいいねしなきゃ」「相手の投稿を拡散しなくては」と罠にはまってしまうのです。これは第11話と通じるものがあります。



■コミュニティーをうまく使う



 ここまで、コミュニティーに参加することは、「百害あって一利なしだ」と書いてきました。しかし、何事も使い方次第であり、コミュニティーに参加すること自体を全否定するわけではありません。



 では、どう使えばいいのか。あくまでも情報網にとどめておくのです。つまり、「Aというサイトで、ファンタジー作品のコンテストがあるらしい」という情報を手に入れるためだけに使う。自分が知らないサイトで告知があっても、そのサイト自体を知らなければ話になりません。全部のサイトを把握するのは難しいので、情報交換の場としてコミュニティーに参加するのがおすすめです。



■備考欄:今回は、「小説家あるある」を書いてみた。いつも私の創作論を褒めたたえる人からコメントがなかった。つまり、図星だったのだろう。これで、彼あるいは彼女の目が覚めればいいのだが。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ