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太陽は今日も元気です  作者: よむよみ
第五章

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第二十七話 悪魔と神様の特訓

「よし、最後は、同時に戦おう。協力して我に挑むがいい」魔王が話しかける。

「オスッ」「はっ」神様と悪魔が返事をした。


魔王 対 神様と悪魔の戦いが始まった。


神様はもともと強かったし、なんだかんだ悪魔だって強くなっている。

互角の勝負が繰り広げられるはずだ…、なんて考えていた私はバカでした。

この戦いも私の想像の斜め上をいっていた。


でも、初めのうちは、想像通りだったの。

悪魔と神様の攻撃をひたすら魔王が受ける展開。

もう悪魔だって命中率は高くなっている。魔王はひたすら動かずに攻撃を受けていた。


それがずっと続くと思っていたの。だって、魔王は痛みが好きなんだと思っていたから。

でも…。


「そろそろ、こちらも攻撃させてもらうぞ。覚悟せよ」


そこからの展開が全く意味不明だった。


魔王が攻撃して、悪魔と神様が同時に守りを固めるけど、吹き飛ばされて、なぜか吹き飛ばされた先で魔王が受け止める。

魔王がエネルギー弾を飛ばして、悪魔と神様がエネルギー弾をはじくんだけれど、なぜかはじかれた先で魔王が受け止める。

魔王が複数いるように感じる…。実際はそう感じられるぐらい、早く動いているのだけれど…。


自分でわざわざ吹き飛ばしておきながら、自分で受け止めるってやっぱり変…。

自分で放ったエネルギー弾を避けられたからと言って、自分で被弾するのって、ものすごい変…。


その後も戦いは続く。やはり魔王が上手のようだ。

強い悪魔よりさらに強い神様の上を、軽々と超えていく魔王…。

そのうち、段々と自分の勘違いに気付き始める。


私、魔王に勝った、魔王を倒したつもりになっていたけれど…。

魔王って大したことないって、思うことにしていたけれど…。

魔王ってやっぱり、宇宙最強なんじゃないかしら…。

天界の神々が全員集まったとしても、もしかしたら、魔王に勝てないんじゃないかしら…。

これって…、宇宙の危機なんじゃないかしら…。


戦いが終わったらしい。

「よし、これぐらいにしておこう」

「「オスッ」」締めの挨拶が聞こえてきた。


魔王がこちらに来て、語り掛けてくる。

「そんなに、怖がらなくてもよい」

私は、とても恐ろしい想像をしすぎていて、とても怖がっている顔をしていたらしい…。

「今すぐに天界をどうしようとかは考えていない。今はこの生活で十分だ」

魔王が不敵な笑みで語り続けている。

「それに。エクスペリオと一緒に地球の様子を見ている。それがとても楽しいのだ。

楽しいと思っているうちは、何かを起こそうという気は起きない」


どうやら、この宇宙の命運は、地球文明の楽しさにかかっているようです。

地球の皆さん、どうかこのまま楽しくお過ごしください。よろしくお願いします…。


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