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太陽は今日も元気です  作者: よむよみ
第五章

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第二十六話 悪魔と神様

「よろしい。では、まずは君らで戦ってもらおうか」

魔王が新しく訪れた神様と悪魔に語り掛ける。

「オスッ」神様が律儀に大きな声で答える。悪魔は嫌そうに頷いている。

神様は礼儀正しく、悪魔はまだ怠惰なままのようだ。

そして、悪魔と神様が一対一で戦い始めた。


この戦いも不思議だった。


悪魔は、いくら小さくなったとはいえ、まだ神様より大きな魔王の2倍はある。

おそらく、どんなに神様が強かったとしても悪魔が勝つだろうと思っていた。

最初のうちは悪魔もそう思っていたに違いない、雑に戦っていたように感じられた。

でも、神様の方が圧倒的に強者だった。

基本的に悪魔の攻撃を受けきって、時々隙をついて反撃を与えていた。

弱者をいたぶるようなことはせず、正しく指導するよう戦っているように思える。

この道場に訪れるような神様は、相当な訓練を積んでいるのかもしれない。


だけど…、不思議な点はそんなことじゃなかった。


やっぱり、魔王がすべての攻撃を受けていた。

例えば、悪魔がエネルギー弾を飛ばすじゃない。それを神様が避ける。すると避けられた球は、なぜか魔王に当たる。

神様がエネルギー弾をはじいた場合とか、特に面白い。

はじき返したその先になぜか魔王が現れるのだ。


普通、戦っていたら、戦っている対象に目がいくと思うのだけれど、私ははじかれたり交わされたエネルギー弾の行方を追っている。

よくもまぁ、不規則にはじかれたエネルギー弾を全て受けきることができるものだ…。

私は少し感心していた。

あまりにも当たらない悪魔がしびれを切らして、一斉にエネルギー弾を投げた時とか特に面白かった。

神様が華麗に交わした先で、魔王が全て受け止めているのだ…。私はくすりと笑ってしまう。


次々と繰り出されるエネルギー弾、サッ、サッ、サッと次々と華麗にかわす神様。

そしてガッ、ガッ、ガッっと次々と被弾する魔王。やっぱり何かが可笑しい。


こんなに不思議な戦い…、面白い戦い…、初めて見たかも…。


魔王ってやっぱり変なのね。きっと痛みが快感なのね。きっともっと痛みを欲しがっているんだわ。

だから一緒に戦わせてたくさんエネルギー弾を撃ってもらって、それを喜んで受けているんだわ。


地球の文明にも確かそういうのあったわね…。

地球の言葉でなんていうんだっけ…。確か…、そうM。

魔王はMだったのね。


私は納得できる答えがでてきて、とてもすっきりした気持ちになった。


悪魔も神様に勝つために真剣になっている。初めこの道場に訪れた時とは比べ物にならないぐらい、悪魔らしい格好になっている。

すでに、神様と悪魔は同じぐらいの大きさだ。おそらく、これぐらいが怠惰な悪魔の、元のサイズなのだろう。


「よろしい。やめ」

魔王が、声をかけた。

「よし、最後は…」


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