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太陽は今日も元気です  作者: よむよみ
第四章

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第二十話 星の太陽

精霊はふと神様の存在に気が付き、神様に声をかけた。


「神様、ありがとう。私だけではここまでできなかった。

こんなに高く城を持ち上げられなかったし…、それに星をこんなに大きく出来なかった…。

神様が助けてくれたんでしょう?」

――いいえ。あなたが星の意思を動かしたの。私は星の意思を手助けしただけに過ぎない。

神様のいつも通りの優しい声が、頭に響き渡る。

――よく頑張りましたね。

神様の誉め言葉が聞こえた。精霊には神様の笑顔が思い浮かんだ。精霊もつられて笑顔になった。

「ちょっと力を使いすぎたみたい。ちょっと休むね」

自身の力を使い果たしてまで、この星をよくしようとした精霊を、神様はいつまでも優しく見守っていた。



突然の出来事に、村の人々は、驚いて外に出てきていた。

今の季節は太陽からは遠く、時間は夜のはずなのに、辺りは昼のように明るかった。

これから寒い寒い冬が始まる季節のはずなのに、春のような暖かさが感じられた。


見知らぬ星が、この星を優しく照らしている。

その星は、紅や青、白を中心として様々な色で輝いている。


村人ははじめのうちは隕石かと思い少し警戒していたが、やがて慣れて新しい太陽として受け入れた。

この星は常に春のような暖かさが続くようになった。


「ありがたや、ありがたや。

何が起こったのかわからんが…、神様が我々の日頃の行いを見てくれたのじゃろうか…」

「ありがたい。いつまで続くかわからない。今のうちに食料をため込んでおこう」


春の陽気さが続く。村の復旧は短期間で完了し、以前よりも豊かな村として成長を遂げる。

以前のような厳しい寒さはこの星にはもう存在しない。

農地がどんどん増えて豊作が続く。

農業が盛んになり、多くの種類の作物も作られるようになった。もう食料に困ることは無い。

人口はどんどん増えた。

もちろん、他の生命体にも影響があった。

それまでせかされるように冬支度をしていた動物たちは、ゆっくり活動できるようになった。

野山にはたくさんの種類の動植物が増えていった。


太陽では、少女がいつも舞いを踊り、生命たちと楽しそうに遊んでいる。

太陽は、紅青白だけでなく様々な色で、いつまでも輝くだろう。


この様子に精霊はとても満足した。

「よかった…。みんな…、どの生命も嬉しそう。

それに、次来た時は、もっと繁栄していそうね」

力を回復した精霊は、心弾ませて、次の星に向かっていった。

神様と精霊の優しい冒険は続いていく。

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