表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
太陽は今日も元気です  作者: よむよみ
第三章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/17

第十二話 木枯らしの星で

やっぱりコンテストは楽しい!

その後も私たちは、多くの展示を見て回った。


ガラスの雨が降る青い惑星。

爆発や収束を繰り返す、ゾンビのように生き返る星。…。

どの星も興味深かった。面白かった。

でも…、私だけだったら、こんなに楽しくなかったと思う。

ミカエルがいてくれたから、こんなにも楽しめた。そんな気がする。

場を盛り上げてくれるだけでなく、私のどんな発言も好意的に解釈され、肯定してくれる。

一緒にいるだけでくだらない事にも笑いあったし、楽しい事はさらに倍増して楽しくなった。


中には、少し見たくない星もあった。

とある生命体によって、ごみの集積所とされた星。

ひたすら生命体の出すごみで地表があふれかえっていた。

他にも、おそらくエネルギーを得るためだろう、太陽光パネルや風力発電機で敷き詰められてしまった星。

パネルによって太陽の熱が過剰に吸収・蓄積され、風車によって風の動きが妨害され、寒暖差がより激しくなっている。

すでに、生命体は存在しないだろう。

神様は、生命体のやることには比較的寛容な立ち位置を取る。

その結果、あんまり好ましくない星も残念ながら存在していた。

こういう星を見ると、少し、観察の神として考えさせられる。


ふふふ。今は、コンテストを、楽しまなくちゃ。こんなにも青い空が広がっているのだから…。

上を見渡すと人口太陽が一つと、どこまでも続きそうな青い空が広がっている。

青い空の片隅に、プラザ中央には巨大な球形モニターが見えた。

球形モニターには、その時、最も神々の注目を集めている展示が表示されている。

「次は、あの星を見てみよう!」

「もちろんです!」ミカエルは、笑顔で頷いた。


「でも…、割と普通の星に見えるわね…。何かあるのかしら?」

球形モニターには、ごく普通な、どこにでもある、平凡な太陽と惑星の姿が映っていた。

その平凡な星たちの下部に、展示の位置が表示されている。

展示は、円形のセレスティア・プラザの外側に配置されているようだ。

私たちは不思議な気持ちで、その展示の場所に訪れた。


展示のモニターには、やはり平凡な太陽と惑星が映し出されている。

ただ、この二つの星には、大きな物語があるようだ。

展示では、その物語が本として机の上に山積みになって配布されていた。

多くの神々が訪れては、本を受け取っている。


もちろん私たちもその本を受け取った。


円形のセレスティア・プラザの外側には多くのベンチが設置されている。

私たちも、他の神々と同様に、そのベンチに腰掛けて、受け取った本を読んでみることにした。


タイトルは「木枯らしの星で」。

どうやら、一人の精霊と神様の物語のようだ。


   第三章 変わった星コンテスト 完

よかったら、コメント、感想、ブックマーク、評価をぜひお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ