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第10話 縁起が情報生命体の基本?

<第10話>


なんとか、話を短くしてもらって。

簡単にまとめてもらうと。

先に聞いてた二万六千年周期のサイクルで入れ替わるレムリアとアトランティス。

現在はアトランティスからレムリアに移行させるために、アトランティス系の魂を中心に回収した後に調整してるのだが。


その「どちらに偏っている」かを判断するのに、もう一つのニュートラルな立ち位置にある「メガラニカ」という大陸?の概念が存在する。


メガラニカを中心に、今まではアトランティス寄りだったのを、レムリア寄りに切り替えてるわけだが。

このメガラニカの中心軸をいじろうとする存在がおり、そのせいで速やかにアトランティスからレムリアに移行する流れが阻害されてるのだとか。


「俺が研修中にそんな話は聞いてないな」


「ロールプレイングゲームでもラストダンジョンにいきなり挑戦しないでしょう?

まずは辺境のレベルの低い状態でも相手のできる敵しか出ないとこに行って、レベル上げてからだんだん強敵と戦うじゃない。

だから、研修中にそんないきなりボス戦させるようなことしないわよー」


「ボス戦レベルなんですか」


「そこまではないけどねー中ボスくらいかしら」


「つまりこれからが本番ってことですか」


「理解が早くて助かるわー

それでーメガラニカの中心軸をずらそうとする情報ネットワークに介入されると、魂が自分の立ち位置がわからなくなってしまうのよ。

自分がアトランティス系列なのかレムリア系列なのかわかんなくなって、回収する際にアーレンちゃんみたいな子達が巻き込まれて怪我したり死んじゃったりすることがあるのー」


「死ぬ?情報生命体が?」


「情報生命体だって、自分の情報維持ができないようになったら死ぬのと同じでしょう。

デリートとか消えるわけではないけど、パソコンでフォルダが消滅するような感じかしら」


「フォルダに入ってたデータはあるけど、そのフォルダからそのデータにアクセスできなくなるってことか。しかし、それならまたフォルダを作ってデータ入れていけばいいのでは?」


「その紐付けが全て切れちゃうのよ。だから再生できなくて、がんばって寄せ集めても別人になっちゃうのよね。

だからそうならないように、メガラニカの軸をずらそうとしてる人たちを、二人でコテンパンにして欲しいわけ」


横を見るとアーレンが青ざめた感じになってるが


「私たち情報生命体はー、紐付けが大事。あなたたちの言葉ならご縁、縁起が良くないといけないのよ。肉体の殻という丈夫なものがないから割とか弱いの」


と言いながらか弱いふりをしてくねっているが、多分か弱くないだろうなこの人。


「今回二人が情報共有してしまったので、怪我の功名・・・というか、ちょうどいい感じになったから利用しちゃいましょうというのが私たちの総意になって、それでこれからその話をするわねー」


本題までかなり省略してもらってこんな感じなので、本番の話が短いことを願うばかり。


「それで、どうやるかというとまずメガラニカの情報に触れて軸を感じてもらわないといけないから、お二人には『古代大陸メガラニカ体験』をしてきてもらいます」


「どうやって?」


「私たちにかかれば、時空を超えるとか簡単ですー」



情報生命体だから、時間を遡って情報を引き出すのはできるということか。

なんとなくそう推測してると


「実際体験してもらたほうが早いからー早速行ってきてねー」


そして


「ポチッとな」


とメーテル女史が机の上にあるボタンを押したら、俺とアーレンのいるとこの床が割れてそのまま暗闇に落下していく。


それはメーテルは言わないセリフやろ


と突っ込むも真っ暗なところを落ちていく感覚しかなかった。

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