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8/11

俺と後輩と首吊り事件 ーー犯人は俺じゃねえんだわ

 最近の俺は孤独だ。


 たしかに、俺は街中で生活する者としては異色の出自だ。

 もともとは妾腹の次男坊とはいえ、子爵家の出なんだ。

 が、生来、怠け者なせいもあって、見習いに出された騎士職を勤め上げることができず、民間の冒険者に収まった。

 それから十年ーー。

 冒険者が板につき、すっかり街のみんなに馴染んで、仲間が大勢できた……はずだった。


 それなのに、今では、冒険者組合に行っても、誰も話しかけてくれない。

 この街の冒険者組合の職員は、みな様々な色をしたブレスレットをかけている。

 かつては俺に「ブレスレスレットをやろうか」ーーつまり「職員にしてやろうか」と誘いかけるほど、俺は組合職員に可愛がられ、仲良くなっていた。

 そのつもりでいた。


 それなのに、今では誰も相手にしてくれない。

 受付に行っても、受付嬢ですら、ひとりも近寄ってきてくれないのだ。

 みんなカウンターの奥の方で、忙しそうなふりをするだけだ。


 酒場に足を運んでも、独りで飲むしかない。

 カウンターで飲んでいると、両隣の席から客は逃げていく。

 バーテンからも嫌な顔をされる。


 かつては俺の周りには大勢の仲間が集まり、その仲間の彼女たちも一緒になって、ワイワイガヤガヤと楽しくやっていたものだった。

 冒険者パーティーを組んで、リーダーを務めたこともある。

 それが今では、たった独りで酒を飲むしかなくなっている。


 理由ははっきりしていた。

 些細ないたずら心から始まった出来事が原因だった。


 この街の近郊には、有名な古代遺跡がある。


 一つは〈奈落のダンジョン〉と呼ばれる迷宮だ。

 大きな穴がほぼ垂直に穿うがたれており、螺旋らせん階段を伝って下層へと潜っていくダンジョンなんだが、何階層あるか果ても知れず、十階層以上の深さに潜った者は誰もいない。

 おかげで〈帰らずのダンジョン〉とも言われている。


 それともう一つ、有名な古代遺跡が〈ナーバス神殿〉だった。

 千年以上昔の神殿遺跡だ。

 すでに廃墟になっているのだが、その遺跡を探索した者たちが、次々と首吊りをしたという、いわく付きの遺跡だった。

 もはや名も忘れられた古代の神をあがめずに奥の院に踏み込むと、呪われるという。


 ある日、俺は、その古代遺跡〈ナーバス神殿〉に、嫌がる後輩を無理に連れていった。

 後輩は肌が色白く、いつも不健康そうな優男やさおとこだった。

 でも、器用に、様々な系統の魔法を使うことができた。

 魔道具製作に興味がある俺にとって、良い話し相手になってくれた。

 いつものごとく魔法談議に花を咲かせた拍子に、例のナーバス神殿の話になった。

 そのとき、後輩は過剰な反応を示した。


「ソコへ行くのは、なんていうか、嫌ですね。

 肝試しに行くにしても、もっと別の所が良いっていうかーー」


 俺は、いつも悠然としている後輩が気後れしているのを見逃さなかった。

 露骨にビビってる感じだった。


「なんだよ。マジで古代の呪いが怖いってか?」


 俺がからかうと、後輩は真剣な面持ちになった。


「いや。そういうんじゃないっす。

 でも、ああいうところでは、何があるかわかりませんよね。

 だからーー」


「俺も一緒に行くからよ。

 俺は冒険者なんかやってるけど、本当は魔道具製作者になりたいっていうこと、知ってるだろ?

 それぐらい、仕掛けモノに凝っているんだ。

 そんな俺から見ると、古代遺跡っていうのは最高なんだよ。

 様々なトラップがあって、巧妙な仕掛けが多い。

 その構造を考えたり、調べたりするのが大好きなんだ。

 まぁ、奥の院までは行ったことはないんだけどーー。

 だから、行ってみたいんだよ、おまえを連れてってさ」


 そこへ、気が合った冒険者仲間どもが割って入ってきた。


「なんだ、なんだ? 肝試しか?」


 ナーバス神殿の表御殿は、身分の貴賤を問わず、近在の子供たちにとって、定番の肝試しスポットだった。


「そう言えば、この優男は別の街からやってきたヤツだからさ。

 あそこで肝試しやったこと、ないんだってよ。

 連れて行ってやろうぜ」


 俺は仲間たちと大いに盛り上がった。

 後輩は、女に人気がある優男だから、俺たちはからかい半分の気分があった。

 でも、まさか、後輩が小便をちびるほど怖がるとは思わなかった。


 その日は、遺跡まで、大勢の仲間たちとゾロゾロ連れ立って歩いていった。

 大勢の女性たちもいた。

 だが、後輩の怖がりようは尋常じゃなく、初めは釣られて面白がっていた女性陣も「可哀想よ」「許してあげなよ」と俺らを非難するほどにまでなった。

 でも、これが逆効果となった。

 臆病なさまをさらしても、女にモテるーーそんな後輩に、俺を含めたみなが嫉妬した。

 かえって俺たちは強引に後輩を神殿の奥の院にまで引っ張り込むことにした。


 ナーバス神殿の奥には、あっさりと辿り着いた。

 古代遺跡ならではの、異様な雰囲気に満ちていた。

 白いもやがかかっており、白檀びゃくだんのような甘い香りが漂っていた。

 教壇の背後に幕がかかっている。

 その幕をはだけると、真っ白な壁があり、そこに怪しげな紋様があった。


「なんだ、こりゃあ?」


 丸にバッテン印が入って、そこに目玉のように睫毛まつげが描かれた、変な紋様だ。

 仲間たちはせせら笑った。


「こりゃあ、紋様というより、魔法陣か何かだ」


「コイツを目にしたら、気が狂うってやつ?」


「冗談だろ? こんなの、便所の落書きだぜ」


「ほんと、こんなのにビビってんじゃ、世話ないよな」


 笑いながら、俺たちは奥の院から出た。

 怖がってた後輩も出る時は、ホッと胸を撫で下ろしていた。

 怖い噂も、実際に入ってみたらこんなもんだと、拍子抜けした気分だった。


 が、翌日、笑えない事態が起こった。

 後輩の優男が首を吊って死んだのだ。

 遺書も残さない自殺だった。


「やはり、彼も呪われて殺されたのだ」


「本人はあんなに嫌がっていたのに、無理に連れて行くなんて」


「酷い奴らだ。友人でも何でもない」


 ーーそう噂された。


 しかも、まずいことに、古代遺跡から帰ったあと、おびえる彼を自室まで連れて行ったのは俺であった。

 つまり、自殺直前まで一緒にいたのは俺だ、ということに間違いなかった。

 だから余計に、俺が殺したようなものだと、誰もが思った。


 まず女性陣から離れていき、そして「おまえとつるむと、誰も相手にしなくなるからな」と、大勢いた仲間たちも離れていった。


 俺を相手にしてくれるのは、結果として、冒険者組合の組合長ギルドマスターくらいになってしまった。

 組合長は今でも現役の冒険者ができるほどの屈強な身体つきをした女性である。

 美しい細マッチョな彼女は、いくつものダンジョンを攻略した剣士でもある。

 ドワーフの血が半分混じった変わり種だ。

 だが、片足を負傷して以来、現役を退き、今までの功績から満場一致で組合長に抜擢された。

 ドワーフ出身だからだろうか、俺が「金を貯めたら、魔道具作りに精を出したい」と言ったら、その趣味もろとも興味を持ってくれて、親しくしてもらうようになった。

 俺より十歳は年上の人だ。

 俺に冒険者のイロハを教えてくれた女性だ。

 そんな彼女以外、今の俺には接してくれる人がいなくなってしまった。

 

 俺は、壁に貼られていた依頼クエストの紙を受付に持っていったが、受付嬢は受け取ろうとすらしてくれなかった。

 仕方なく、俺は二階に勝手に上がっていく。

 二階には組合長の部屋があるからだ。

 コンコンとノックして入ると、組合長はいつも通り、優しい笑顔で迎え入れてくれた。


「まぁ、気にするな。

 組合で調べても、事件性はないと判断された。

 結局、みんな噂に踊らされてるだけだよ」


「はい……」


 とはいえ、仲間内では無実ではすまない。

 後輩の関係者には睨み付けられるし、冒険者界隈の女たちからは俺は毛嫌いされて、思い切り距離を取られるようになった。


 そんなに俺が悪いっていうのか?

 単なる肝試しだったじゃねえか。

 今も組合長だって、「あれは自殺だから、君が思い悩む必要はない」って言ってくれる。


 それなのにーー。


 組合長は、落ち込む俺を優しくハグしてくれた。


 そのとき、俺はふと、あることに気づいてしまった。


 いや、ちょっと、おかしくないか?

 そもそも、後輩のヤツは「肝試しに行くのを嫌がってた」というより、「あの神殿に行くのにおびえていた」って言ったほうが近いようすだった。

 どうしてだ?

 後輩は地元の人間じゃない。他所よそからやってきた男だ。

 他所の街からやってきたのだから、本来、古代遺跡の伝説を知らないだろうし、俺たち地元の者が、子供の頃から肝試しに使う場所であることも知らないはずだ。

 それなのに、あの古代遺跡の名前〈ナーバス神殿〉という名前を耳にしただけで、過敏に反応していた気がする……。


 俺は組合長と身体を離したときに、彼女の耳元でささやいた。


「じつは俺、後輩から、亡くなる前に、頼まれてたんです。

 例の神殿に大事なモノを隠してあるから、取りに行ってくれって。

 今晩にでも、アイツの遺言を果たしに行くつもりです」


 その夜、俺はひとりでナーバス神殿に出向いた。


 そして、あの壁に紋様があった、神殿の奥の院へと進んでいく。

 そうすると、やはり、いた。


 冒険者組合の組合長がーー。


 彼女は澄まし顔で、紋様の前で胡座あぐらいていた。

 組合長の両隣には、最近、俺を邪険にていた仲間たちが並んでいた。

 でも、彼らは棒立ちになっていて、男女ともに全員白眼をき、口からよだれを垂らしている。見るからに正気じゃない。


「ああ、この突っ立てる連中かい?

 なぜか今晩、職員を捕まえることができなくてね。

 仕方なく彼らを今回の探し物に動員したんだ。

 けれど、まるで役に立たなかった。

 だから、罰として立ってもらってるだけ。

 気にしないでね」


 組合長は身体を揺すって笑った。


「それにしても、一通り探したんだけど、何も見つからなかったよ。

 隠したものって、なんだい?

 キミはワタシに何を隠してるんだい?

 せっかく優しくしてあげてたのに。つれないなぁ」


 俺は溜息混じりに応えた。


「その紋様に、意味なんかないんですよね?

 此処に来た連中がおかしくなるのは、香りが原因なんだ。

 麻薬ですね。純度の相当、高いヤツ」


 俺が後輩や仲間たちと神殿奥ここに来たとき、白い靄が立ち込め、甘い香りが漂っていた。

 あれだけの麻薬濃度では完全に言いなりにすることはできないが、軽い暗示にはかけられる。

 神殿から帰ってきたばかりで暗示にかかりやすくなっていた仲間たちに、誰かが誘導したのだろうーー俺は危険なヤツだ、つきあうなーーと。


「キミ、やっぱり、この香りに気づいたんだね」


「はい。あの日、後輩と一緒に帰ってから、香りを振り払いました。

 結構、大変だったですよ。

 あ、そうそう。

 今日の昼、組合長の部屋にも、こいつと同じ香りがかすかに漂っていましたね。

 これでも鼻が効くんです」


「ふうん。ちょっと、しくじったかな。

 ワタシが薬をさばきやすいように調合してたとき、いきなりノックされたもんだから。

 急いで現物は隠したんだけど、匂いまでは消せなかったようだ」


貴女あなたに気配察知は手解てほどきしてもらったですからね。

 弟子としては合格ですか」


 組合長は、周囲を見回してから、吐息を漏らした。


「物騒な噂のおかげで、ナーバス神殿(ここ)はあんまり人が訪れない。

 だから麻薬の取引場所に持ってこいだったんだけどね。

 例の後輩くん、ここに来て薬を買う常連だったんだ。

 近年になく大量に買いつけたりしてさ。お得意様だった。

 だから、ここに来たがってなかったはずなんだよね。

 うん、それだけだったんだよ。

 なのに、ワタシの手下が疑っちゃってね。

 キミに麻薬の取引があることを教えるんじゃないかって、勘ぐってさ。

 あっさり、後輩くんを殺しちゃったんだ。

 だってキミ、今では冒険者に身を持ち崩してるけど、本来は歴とした貴族様の子弟だろう?

 騎士団の治安部隊なんかに報告されては、商売上がったりだってんで、手下どもが過剰反応したんだ。

 口封じのために殺したんだよ。

 そしたら、今、左右で木偶の坊みたいに突っ立っているこいつらが、ちょっと誘導しただけで、みんなしてキミを無視し始めてやめる気配がないもんだから、困っちゃってね。

 不自然な状態が長く続くと、さすがにキミなら勘づくだろう?

 どうしたもんだって頭悩ましてたら、もう面倒になっちゃって。

 結局、みんな廃人にしちゃえってことになったんだよ」


 俺は腰にさした短剣を抜いて身構える。

 組合長は悠然としたもので、ゆっくり立ち上がると、左右を見渡し、両手を広げた。


「あぁ、大丈夫だよ。

 こいつらは〈奈落のダンジョン〉に出向いたってことにしちゃえば、いなくなっても、誰も気に留めないさ。

 あとはキミの始末だけだよ。

 キミが一度でも戦闘でワタシに勝ったときがあるかい?

 現役を退いたとはいえ、キミに遅れを取るほど落ちぶれちゃいない」


 組合長はスラッと腰からサーベルを抜き放つ。

 俺は低く構えたまま、低い声をあげた。


「そうですか。じゃあ、こっちも今までやってきたことを伝えておきますね」


 ザラッと十個を超える数のブレスレットをふところから取り出す。


「そのブレスレットーー組合ウチで働いてる職員の証だね。どうしたの?」


「死んでもらったよ、全員。首を吊って」


「!?」


「明日になったら大騒ぎでしょうね。

 受付嬢まで、十二人が一斉に首を吊ったんだから。

 ほんと、貴女がばら撒いてた麻薬、怖いですよね。

 気持ち良く暗示にかかっちゃって。

『首吊って死ぬと、気持ち良いよ』

 って言うだけで、みんなすぐに吊っちゃうんだもの」


「どうして、キミが薬をーー手下全員に暗示をかけたとなると、かなり大量の……」


「後輩のヤツ、じつは買うだけ買って、まったく使ってなかったんですよ。

 もともと俺になんか麻薬のこと、打ち明けるつもりなんかなかった。

 じつは、マジもんの麻薬捜査官だったんだよ、アイツ。

 騎士団からの依頼を受けて、潜入捜査してたんだ。

 ところが、肝試しに行ってしまった結果、密告を疑われると察知したんだね。

 俺に事情を話してくれた。

 で、その薬、俺が全部もらい受けてるんだよ」


「そいつで、ワタシの手下を皆殺しにした、と。

 フン、大胆だね。

 でも、良いのかい?

 立派な大量殺人犯だよ、キミ」


「薬の暗示効果を確かめただけなんだけどね。

 でも、心配ご無用。

 貴女もご存知なように、俺、妾腹とはいえ貴族の一員でね。

 平民を殺した程度で死刑になんかならないんだ」


 俺はパチンと指を鳴らす。

 その途端、バシュッと炸裂音が響く。

 瞬く間に白い靄が充満し、甘い香りが漂ってくる。


 ゲホゲホと咳き込みながら、組合長は血相を変えた。


「まさか、この香りはーー」


「貴女も良く知ってるでしょ?

 俺は冒険者なんだけど、仕掛けモノを作るのが得意だって。

 俺の合図を受けたら感知して作動する道具を作ったんだ。

 その中にたっぷり麻薬を仕込ませて密封しておいたんだ」


 それが、この神殿に隠しておいたものだった。

 天井裏の空気孔の傍らに設置しておいた。

 後輩が自殺したと聞かされた翌日のことだった。


「ど、どうしてキミは麻薬が平気なんだ……」


 俺は自分の首に巻いた黒い輪っかを指さした。


「後輩くんから譲り受けた魔道具だよ。毒消しのね。

 俺のこと心配して、コイツを俺に渡したばっかりに、後輩のヤツはーー。

 だから、これは復讐なんだよ、アイツの」


 すでに組合長は良く聞いていないようだった。

 ダラッとした顔していた。


「ちょうどいい。ほら縄をあげるよ。

 魅力的だろ?

 これを首にかけると、貴女に似合いそうなんだがなぁ……」


 最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

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